フィレンツェの買い物
フィレンツエのパスメントリー、ヴェルマーにて
恒例のクリスマス後のバーゲンセールは
フィレンツェの場合、あいにく1月7日から。
行政指導で決められてるらしい。
その頃には私、帰国している。悔しい。
さらに、久々の冬のイタリア。
なんと、人々の服がおしなべて真っ黒だ。不況と冬のダプルパンチか。
街の人々も、売っている服も、みな真っ黒。良くない!
欲しかった珊瑚色の服なんてどこにもない。黒ばっかり!
写真の方々のような、昔はよく見かけた毛皮やカシミアのコート族が消え失せ
(ピッティ宮のボーボリ庭園にて。)
ほとんどの人々がナイロン製のダウンジャケット。それも黒!>
私もついに黒いコートを買ってしまった。今着ているコートに飽きてしまい。
でもなかなか欲しい服が売ってないし、バーゲンでもない。それでいて、
サイズも売り切れ商品は品薄。ロンドンならボクシングデイ(12/26)が終われば、
大バーゲンセール開始。何だって大安売りなのに。
ここには何も買う物がない!と、思うのは早合点。
欲しいものは山ほど。画材屋 ツエッキ(Zecchi) を筆頭に
素晴らしい画材文具店がたくさんあるし、
有名なサンタマリアノベッラ薬局はやはり魅惑たっぷり。
純粋なハーブ製品は買い占めしたいほど。
そして、なんといってもメディチ家のもと、織物工芸の栄えたフィレンツェは
パスメントリーの街。ちなみにイタリアでは La Passamaneria パッサマネリア。
日本に存在しない類いの専門店であります。
porta rossa 通りにある Valmar が有名だけれども
ドウオモ脇にある Borgo S.Lorenzo にあるその名も
Passamaneria は店が大きく商品がとても見やすい。
とにかく値段がパリやロンドンに比べかなり安い!
夫と私はそこで玉砕。超過荷物間違いなしだ。
ヨーロッパのインテリアに興味のない方でも
キーホルダーなど、手頃なお土産になります。
私はハンドバックにぶら下げたりもしています。
クリスマスデコレーションを12キロほど、
ドイツの郵便局から送ったときは、とても早く簡単だった。
DHLが備わっており、それは割高。
普通の航空便で4キロ程度を40ユーロで簡単に送った。30分で終わった。
ところが、フィレンツェの郵便局では大変だった。
5キロで75ユーロの航空便を送るのに、3時間!
すべての内容物をイタリア語に訳すのに1時間以上。
しかし、なんと、これが3日で日本に到着した。驚き。
最近のイタリアはなかなか...。箱は郵便局の Posteitalianeの最大箱。
昔、フィレンツェで物を送るには、近所の文房具屋で、
お店の人にお金を払ってパックしてもらわねばならず
(それも不器用な人が凄い時間をかけて)
それにもそこそこのお金と時間がかかり面倒だったけれども
今では500円ほどの箱を買って自分でパック。
郵便局の人に頼んで秤を使わせてもらい、
自分で重さを量りながら荷物を詰めると良い。
船便は〜5キロまでと、〜10キロまで。
大雑把に値段が分かれて細かい計量がない。
100グラムでもオーバーするとその上の重さ分払わなくてはいけないので。
写真(下)が秤に荷物を乗せているところ。
とにかく
旅の後半は荷物ノイローゼ。
チョコレート一枚でも重い。
ホテルの部屋にある体重計に荷物を持って乗り
今自分たちがどれほどの荷物になっているか毎日計量。
「あと2キロ買っても大丈夫」 そんな思いで街に出撃。