タッセルの作り方 その3(making)
上の写真は、デザインのバランスを見るために、一度、既存パーツを
付けてみたところです。造形のバランスはまあ、良いのでは?
また、横糸の部分にビーズを付けたり飾りリボンを巻いたり。
上につくパーツのデザイン、大きさは、
「タッセルのヘッドの部分よりも、ボールならば小さめ」
そろばんのコマ型なら多少大きくても良いと思いますが、この
バランスと既存パーツを合わせるのが案外難しい。
ちなみに、パーツの穴に、ツイストコードを通すときの吉谷流は
短く切った刺繍糸の切れ端を二つ折りしてその先っぽを濡らして
固める。写真下(私はいつも針通しの時、糸をなめてますが)
細い針金があればそのほうが良いでしょう。後は、写真の通りに
ウッドビーズの穴に糸を通します。
これでちょっとでもコードが穴に入ったら、手でぎゅっと押していれます。
ちなみに上の写真は様子をみたところ、一旦抜いて、
さっそく、パーツに刺繍糸を巻きます。
ビーズの内側に接着剤を塗って、そこに刺繍糸の切れ端をそのまま貼る。
刺繍糸には針を通しておきます。竹串を使って接着剤を塗ると巧く
塗れるしビーズの穴の内側全体に接着剤を伸ばすことも簡単です。
糸が穴の内側に接着できたら、糸巻き開始。
一回ごとに6本ある刺繍糸の束をほぐしていくのですが、爪でしごくと
平になります。写真は2回巻いたところ。これを繰り返し全体をくるんだり
ストライプ模様にしたりします。最後の糸は、再度接着剤で止めて完成。
上の写真は一応の完成形ですが、正確にいうと、このウッドビーズの
素地全体に糸を巻いて隠したいのですが、恐ろしく時間に追われている
私は時間短縮のため、そこを省いていますのであしからず。
ウッドビーズ全体に糸を巻くときは、ウッドベースのほぼ全体に
スプレーボンドで接着剤をつけておくと糸がよれず、
より完璧な仕上がりに。
一応の完成写真。もっと時間があればビーズ装飾を加えたいのだけれども
もう確定申告の期限が!
また、タッセルの作り方も、さらにいろいろ編み出し中。
今後の夢は、このデクレックのタッセルに近づく事!
下の写真は
小さめのビーズに合わせて、刺繍糸を2本だけ使った場合
塩ビシートを使って、より簡便に、スピーディに。
よりシステマチックに。完成度高く。タッセル作りも日々進歩?
今後も徐々にバリエーションを増やしたいと思いますが
クロッカスが咲き、パンジーが溢れるように咲きはじめたので
「ガーデニング・ブログ」の文字通りに戻りたいと思います。
さあ、今月は、5年以上も続いた 読売新聞夕刊のガーデニング連載が
最終回の月。力を入れて原稿を書きたいと思います。