時の経過で価値がでる
この寄せ植えは、星の王子さまミュージアムで、今年3月17日に開催された RHSJ コンテナマスターによる作品です。私はこの作品が大好きで、この3ヶ月、見るたびに、惚れ惚れしてきました。なんというか、パワーがあるんです。
3月17日以降、雪が何度も降り、状態の悪くなってしまった作品も多かったなかで、この一作だけ、ずっときれいに残っていました。できれば、このまま2年くらい植えっぱなしで行きたいと思う作品で、実に綺麗なバランスです。植えた材料の中で、アイビー(サーク)はどこででも育ちますが、ユーフォルビアとティアレラの相性が相当良いのですね。また、左右対称に植えることに大きな意味を感じます。同じ品種を左右に入れると、左右の生長に大きな差がでません。ここで左右が違うと、そのバランスの取り方が難しくなりますが、建物に対して左右対称に二つ置かれたこの作品は遠くからみてもバランスがよくく、素晴しいです。
これも、ミュージアムのハンギング。マダム沼尻の作品。
完全な左右非対称で美しいのがこの作品。おなじく、RHSJマスターさんによって、4月27日に制作されました。
ペンステモンの植え付け時は
黒い葉っぱの小さな葉群だけでしたが、2ヶ月で1mほど生長。それでも、この作品だけはアジサイとのボリュームバランスで絶妙な美しさ。ヒューケラとキンギョソウのイエロー系の色彩バランスも完璧です。下に暗い黄色、上に明るい黄色で、明暗のバランスも抜群。
植え付けた直後も綺麗だったけれど、1〜2ヶ月が経過し、それがさらに綺麗になったとしたら、そのコンテナガーデンは、なかでもとびきりに素晴しい作品。私自身、いつだってそれを目指して作品を作るけれども、いつも思い通りにいくとは限らない。限られた材料のなかで、どこまでいけるか、そこにはやはり「念力」みたいなスパイスも必要だと思う。
さて!今日は、去年の5月にわが家の屋上工事が開始されて以来、初めての正式な撮影日。ミセス誌の誌上には、9月売りの10月号で、初お目見えの予定夕べからカメラマンスタッフが光の美しい早朝の様子を撮るべく、泊まっていたのですが、あいにくの天気で、今もまだスタンバイ(居眠り中)。私は彼らと息子に朝食を用意してからこのブログ。でも、こんな梅雨の最中でも、植物たちは、ほんとうに元気いっぱい!元気な植物に癒されていい写真が撮れそうです!というわけで、そのもようは明日にでも、アップしたいと思います。