ベルギー逍遥−2
昨日の続きのマスタード屋さん。ベルギーの色彩は実に美しい、さまざまなグレーの諧調。無限のグレーだ。と、思いはじめたら、グレー色マニアになったほど。
今、イギリスに行くと、カラーブームなので、カラフル・マニアになりますが、ベルギーならグレー・マニアになるでしょう。美しいアイデアに出会うと、すぐマニアになって、そのテイストを自分のモノにするんです。センスはそうやって養います。
今、思いだしても、フランダースの旅では、眺めていた景色のさまざまが、実に美しかった。ため息がでます。写真はアントワープにて。
美しいものを眺めたいのは、人間の本能。花や緑で美しい世界を作るのが、自分が生きる最終目標と信じる私は、やはり、目標のためにも、可能な限り、美しいものを眺めていたいと思う。先日「美しいものが大好きで、それを集めていると、引き算が難しい」と、コメントを送っていただいた。ありがとうございました。むべなるかな。本当にそうですね。
でも、結局は、花もモノも、私は、これが絶対。という単体はなくて、組み合わせで美しく見えるもの。大事なのは、全体の関係だと思うのです。自分の人生を全体的に眺め、全体のなかで、引き算と足し算をするといいはずなのですがね。(結局は、所有欲
との戦いね)写真はアントワープ郊外のアクセルさん宅の素敵なキッチン。モノ・コレクターなんだけれども配置が美しい!
あ、そうだ!グレーが似合う国、ベルギーへ行くなら、グレーの服を持っていくと良いと思います。グルメの国として知られるベルギーです。星付きレストランには、ぜひ行って!
写真はゲント郊外のミシェラン三ツ星、Hof van Cleve にて。
コース料理には、さしみと日本酒。「うまみ」テイストの野菜料理など、まるで懐石料理??と、思うようなバリエーションが登場。これを食べにヨーロッパじゅうからヘリコプターで乗り付ける人あり。 料理も、凄い創造の世界ですね。