ガーデンツアー3日目
ベス・チャトーガーデン訪問。ベスさんにも会うことができて、幸せな時間を過ごす事ができた。お元気で、ひと安心。
いくつかのお話を伺いましたが「私は、花の色彩で庭を作るのではなく、植物のフォルムで構成しています。花の見頃は短いですからね」と、何度も伺ったお話を改めて伺ってから見学開始。まさにフォルムの美!
カサカサに乾燥していても、それがまたこの美しさのエッセンスになっている。
しかし、私は、思いがけず自分の目からポロポロっと、涙がでてくるのを、押さえられなかった。9時から2時までの訪問中、ひとりで庭を歩いていると、ふとしたことから涙が溢れる。頭のなかは「美しい!」と思う以外、なにも考えていないのに。
ガーデンはこの4ヶ月、十分な雨を与えられずにいるといいます。よその庭は、どこの庭もスプリンクラーが盛大に作動しているのに。このぎりぎりの禁欲的なところがまた、凄みを出しているのである。
もう一カ所は、ノーフォークのヘルミンガムホール。ベスチャトーさんの対局、快楽的でもある。1990年代に美しいと思った、そのままの姿、あれから私は、15歳くらいも歳をとったのに、同じに美しいと思う。ただし今は、庭の美を継続していくことの難しさを知っているだけに、さらに、脱帽。
それにしても、ここで働く人々が、全員フレンドリィでチャーミング。そのことが、この庭を訪ねたことの最も大きな喜びだった。人にナイスにしてもらうのって、本当に嬉しい。さらりと、人の持ち物をほめたり、いい笑顔で挨拶されるだけでドキドキするほど、嬉しい。
暖かい気持ちのこもったコメントをたくさんいただき、こちらも、わくわくするほど嬉しい。それによって、旅行中も寝ないでホテルのロビーでこのブログをアップしてしまいます。ありがとうございます!
今日はこれから、ハットフィールド、ケーペルマナーに寄りながら、ロンドンへ、そして、 明日は最終日、ハンプトンコート!