バジルペースト私流
足早に冬が迫っているようで、焦ります。今のうちにバジルのペーストを作りだめ。
夏の間、収穫しても収穫しても、どんどん増えていたので、その間、何度このペーストを作ったかわかりませんが、もう、作れなくなると思うと寂しいことです。市販のものより、やはりフレッシュさが命。
フードプロセッサーがないと作るのは大変ですがこれがあれば、5分で完了。忙しくても作れる。
用意するのはオリーブオイルとパルミジャーノチーズと塩だけ。私も家族も、松の実は入らないほうが好きなんです。分量はバジルはプロセッサーの容量の6分目、オイルはまずは60cc程度でスタート。後からオイルもチーズも塩も好みの味加減で後から足せば良い。
でも、チーズだけは他の種類も試したけれども、安いチーズではおいしくない。正統パルミジャーノレッジャーノでないと。安いチーズで作っても家族が食べず、減らないのが悔しい。
1、晴れた日、朝のうちに根が着いたままのバジルを水をかけてパシャパシャと洗っておきます。根がついたまま洗っておいたほうがコンディションがいいまま収穫できる。
2、葉の表面の水分が乾燥したら収穫、濡れたままは禁物、水っぽくなるし痛むのも早くなる。花のつき始めたところが最も栄養があるといいます。でも、種も花も一緒くたに手でちぎりながらピックアップ。茎は除きます。
3、オイルとチーズを入れます。写真はチーズを入れ忘れてブレンダーをまわしちゃったので後から加えた。もう一度、ガガガーッ。
4、瓶詰めにして終わり。酸化しないよう空気をなるべく入れないで。パスタやリゾットにあえるだけでなく、バターやジャムの代わりにパンに付けて食べるのも、サラダドレッシングにするのも、肉や魚料理のソーズに加えるのも何でもあり。
小学校6年になる息子の好物なので、料理のアイデアのない時に、欠かせなかったのですが、もうすぐ、その季節が終了。お店で買うのはおいしいのが少なくて、悔しくて、これからは、どうしよう。
ちなみに、わが家はベランダのコンテナで、この夏は朝晩の水やりが大変でしたが、無農薬でも僅かな虫食いのみ。地植えだとダイナミックに害虫が寄ってくるでしょうか?
写真はイタリアで過ごした正月。左から2番目のパックがバジルのペースト。瓶詰めはおいしくないのでグラム買いを。これは、おいしい総菜をそろえる食材店ペーニャ製。これとドライトマトのニョッキあえ。
トスカーナワインとルッコラのサラダにバルサミコドレッシングで幸せな正月でした。
ちなみに、大晦日はレストランで食事、そのときに出たグリッシーニが忘れられない。グリッシーニは日持ちがするので、買い置きをしておくと便利ですが、自分でも作ってみたいものです。これにバジルペーストやチーズがあれば急場を凌げる。最近はおいしいチーズそのほかの食材も、イタリアで直接買い付けをしているお店のネット販売があるから、どこにいても手に入る。凄い時代です。
このところ、寒いくらいで冬っぽいのでオーブンを使った料理などの久々に再開予定。
長野の I さんから、伝説のブラムリーアップルをいただいた。さっそくオーブンでリンゴの肉料理を作りたいと思います。日本ではフルーツはほとんどお菓子作りに使われますが、イギリスだとメインディッシュにいろいろあり。さあ、このブラムリーの凄い酸味がどう化けるか、無難なところでキャラメライズドアップルなども良さそうだし、本当のところ、ちょっと想像がつかないのですが、近々に! 古いイギリスの料理書を出してきてみたのですが、レシピを見ると、バターの使い過ぎ! 最新のレシピなら、低カロリー。イギリスの bramleyapples というサイトなど、とても参考になりますね。