ビーズマニア2
正確には、ビーズではないけれど、古いボタンのコレクター作品。
これは、アメリカの作家によるデッドストックボタンのブレスレット。世界にたったひとつの作品で魅惑的。ロンドンRHS本部のホールで行われたアンティークショーで発見。とても美しかった。実はボタンも、かわいいものを見つけるとコレクション癖のある私。でも、このアメリカの作家には負けた。私は既製服にボタンを付け替えて使う事が多い。
カーテン地などのテキスタイルにビーズ刺繍を施すのは、数年前からのマイブーム。まだ飽きていないし、まだ続けていきたい楽しみの世界。非常に手軽にできるのでもっとブームになってもいいのに、と、思うけれど、ファッションは飛びつきやすいが、インテリアでは、なかなか。しかし、私自身もこのままどこへ行く気なのかと、たしかに手を広げすぎてどうするのかと思わないでもない。
どうせマニアになるのなら、本気で。普通、マニアというのは、その道一筋のことをいうのでしょうか。私は、その道一筋というより、客観的なディレクション力でコレクションをオーガナイズする力が大切だと思う。コレクションを活かすことを念頭に。まずは自分のコレクションに客観性を。(と、心理的には努めています)これはビーズを使って作ったクリスマスリース。20数年前にキロ買いした材料で)
さまざまなものに興味が行くのは悪いことではないはず。しかし、今はもっと洗練の引き算を、無駄を省いてシンプルな美しさを目指したいとは、思う。行き着くとろはそこか。でも最初からシンプルなのではなく、一旦すごいバロックみたいなところまで行き、極まって引き算が始まったところで本当のエレガンスに目覚めたら素敵です。