ビーズマニア3
世界のビーズ、ビーズを巡る旅をしたいと思ったことがある。「人類の、装飾に翔る情熱」に触れると、心の芯が嬉しくなるから。写真はおもに、フランス、イギリス、イタリア、アメリカのビーズ。
宝石は、お金と密接な関係があるので、そういう意味で興味がない。(もちろん!嫌いではない!欲しい!)でも、ビーズは、こんなに安っぽくてかわいいものを、誰かが真剣に作っているというこの事実に、心がほぐれる。これ、結構生産コストはかかると思うけれど、1000円以上のものはない。
これはボタンで作ったネックレス。ファッションやインテリアには元々興味があったけれど、イギリスに移住して花や緑で屋外を装飾する世界に出会い衝撃を受けた。
今の私は、ガーデニングをベースに生計をたてているけれど、創作意欲の根源は「人類の、装飾に翔る情熱」である。「庭は花や緑で創る生きた芸術」とはチャールズ 皇太子のお言葉ですが、皇太子ならずとも、たとえば、イギリス人バスガイドの口から聞いたときは、これはすでに。英国のガーデナーの大方の意見だと思いました。
で、日本の園芸に目を転じると「無意識」を感じてならなかった。なんとなくやっている。というか。でも、今はかなり変わってきた。意識の高い人が増えて素敵な庭を目指す人が。
洋服に気を配るように、自宅のエクステリアに気を配る人がもっと増えるといい。
エアコンの室外機を外に丸見えで家を設計してしまう建築家の美意識って、何だろうと思う。
写真は、付け替えたボタン。ドログリに行けば必ずある、付けたいボタン。
この素敵なネックレスは、いつも私の講座に来てくださるIさん。
あまりにも素敵だったので、写真を撮らせていただいた。
ガラス作家さんの作品だそうです。白いシャツにピタリとあっています。夏の日でしたが、涼しげでパーファクトなコーディネイトでした。
やはりアイデアとセンス。センスには、階層があるように思う。
グレード1、2、3、4、5みたいに。
あるレベルに上がると、世界共通のトップクラス。そういう極地がパリコレなどに確認ができるように思う。それで、時々、STYLE.COM を見る。最近はずっと、アクリス、ジョン・ガリアーノがおもしろい。(買ったり着たりはできないが、見るのが好き)
さてと、問題は、機能しないまま、どんどん溜め込むってのは、はどうなのか?
いえいえ、これを役立てて何を創ろう!それを考えている時が一番幸せ。
そして、いつか誰かが、これを譲り受けるときが来ても「こんなの要らない!」とは言われないコレクションをしていたい、とは思う。