私流、風邪の直し方&ヴェネチア
昨日は大阪京阪園芸クリフトンナーサリーで講演会。お集りくださった皆様ありがとうございました。しかし、うっかり、現地で作った寄せ植えの写真を撮りそびれた! 撮りたいアングルがあったのに、悔しいことでした。今流行の艶ありハボタンをメインに、赤い花の寄せ植え。いつもの事ですが、好きな花色で作るのではなく、今の季節にあった、少しでも多くの方に喜んでもらえる色彩の、明るさもある華やぎの寄せ植え。そして植物の形(点、線、面のフォルムに注目、明るい色は上に、暗い色は下で絵画的重量感を、等々)しかし、写真がないと話になりませんね。申し訳ないです。いやもう、今日は全然余裕がなかった。写真は我が家で作った寄せ植え。個人的にカレンデュラ”コーヒークリーム”が大好きです。
花の色彩計画に加えて、植物をフォルムや質感の違いで捉えるお話もしました。これはベスチャトーさんが先駆者ですが、サイン会の時にそのことがよくわかって「目からウロコでした」と、言っていただけて凄く嬉しかったです。なかなかわかりにくい話なので。
さて、白状しようかどうか迷ったのですが、実はおとといくらいから風邪をひいて、昨日は鼻風邪系で思考停止。エネルギー全開ができたかどうか心配だったのですが、さきほど会場に来てくださった方からブログに素敵なコメントをいただき、ホッとしました。往路では予期しないときに鼻水か流れてくるので、冷や汗でしたが講演中は幸い、でなかった。でも、くしゃみが一回。ウェックション!失礼しました。でも、もう大丈夫。
風邪なんて滅多にひかないのですが、私の風邪対策はひたすらお湯を飲むこと。イギリスに住んでいたころはお医者さんの敷居が高かったので、だるい風邪くらいはいつも「足湯」で直していました。くるぶしまでを熱いお湯に浸けて、厚手のバスローブ着て、首の周りにタオルをぐるぐる巻き。おちょこで飲むみたいにチビチビと熱いお湯を飲んで20〜30分。600cc以上は飲むでしょうか。足が真っ赤になって、全身びしょびしょになるほど汗がでて、最後に体をよく拭いて暖かくして眠ると、翌日はほとんど直っていました。お湯以外にもちろん生姜湯、梅湯、ハーブティのカモミールやミント系、ローズヒップ、ティユール等等も良いのですが、大量に飲むならお湯が一番。今、風邪が流行っているので、こういう時は、とにかく四六時中水分補給を。写真は北海道花の牧場のおいしいローズティ。
最後に、ただ今友人のTちゃんがヴェネチア滞在中、例のアックア・アルタ(Acqua Alta:水位が上がって街が洪水になる)に遭遇している。写真でみるヴェネチアの長靴生活もなかなかの景色であります。
私も去年のクリスマスにサイレンの鳴り響くアックア・アルタの始まった夜遅くにベネチアに着いたので、かなり大変だった。翌日ホテルの脇にあるシャネルブティックが水浸しでびっくり。でも、これはこれで異国情緒満点!現代なのに次元の違う場所、ヴェネチアはやはり取り憑かれたら逃れられない魅力の島。ああ、また何時の日か行きたい。絶対に行くんだ!と決めれば「やれば、できる」の論理に従って、行けるはずだが、面倒臭いことを乗り越えることを怠るとやはり行けない。でも今、ユーロが安いし。いいな。
ヴェネチアのクリスマス飾りの前にて。
イタリアでは多肉植物、エケベリアを使った装飾をよく見かけたけれど、何か意味があるのだろうか?耐寒性が怪しいのでよくわからない。 にわかクリスマス装飾研究家としては非常に気になった。イギリスではセンペルヴィヴムが雷よけの屋根のお守りだと聞いたことがあるけれど....。やはりドイツや北欧とは違う文化があるのできっとこのエケベリアには、何かあると思えてならない。