美しい庭 って?
バラショウの記事には、元気の出るメッセ―ジをたくさんいただき、ありがとうございました! 遠くからでも絶対に行きます!とか、今年は初めて行ってみます!とか、書いてあると腕まくりの気分に。年毎にバラショウの仕事は体がしんどくて、今年で終わりかなと、思ってしまう有り様。そしてこの数日の、相変わらずの忙しさと、さまざまな出来事、心配なことも多く、モチベーションが下向きでした。沈思黙考ではありませんが、こういうときは、身を守る傾向に行きがちですよね。が、元気いっぱい、やる気一杯のメッセージをいただき、感謝!です。ありがとうございました。中でも、こっこ さんのメッセージには大共感。
わたしは日本から汚いプラ鉢を根絶させたいです。
本当にそうです!犬の散歩で近所を歩くと、いつもガッカリします。花はちゃんと咲いているのですが、道路沿いには、白いプラ鉢や壊れた植木鉢が滅茶苦茶に置いてある...。こうした方々は、花は好きらしいのですが、景観をきれいにしようという意識はないらしい。と、散歩の都度、滅入る私。栽培には熱心だけれど、美観に無関心という傾向は、何なんだろうかと。
「栽培」×「デザイン」の両方が同じ重さで大切なのは、いうまでもないことですが、ペットと植物の共通点は「愛育」。それは実は、動物も持っている本能だと思います。しかし、さらに高度な人間だけが持つ本能とは?(一部の動物にはあるかもしれないのですが)「美」という本能。美しいものを見たい、そのために作りたいと思うのは本能。絵になるものを見たいという本能があるからこそ、絵を描いたり美しい街並みを作ろうという努力があるはずですが、その部分が欠落すると、白いプラ鉢になってしまうのかなあ。私の提唱したいガーデニングは、「栽培」×「デザイン」愛と生き甲斐と、苦労と楽しみの多重な素養のことなんですが。それで、イギリスの街並みのように、日本の街が美しくなるように。というのが最終目的。共感してくれる人がこれからの時代に増えるよう、努力する。あら、私もやってみたいわ。と、思ってもらうこと。
さて!3月5日発売の主婦の友社の実用ムック「寄せ植えの作り方・置き方」は、作るだけでなく、飾り方の提案にも力を入れ、アイデア満載しました!本も売れなくなっている時代。写真を眺める楽しさは変わらないと思うし...。私が作った125個の寄せ植えも大結集。(そう思うと、今まで何百という寄せ植えを作ってきたけれども、実は、作ることも大切ですが、写真に撮っておくことも重要ですね、写真のない寄せ植えも山ほどあったワケです。園芸家は写真の腕も磨く必要があり、大忙しである。みなさま、庭の写真は撮り続けましょう。花のアップ写真だけでなくね)
さあ!もう3月ですね。来週は、バラショウの審査会で渋谷、英国観光庁のイベントで銀座へ、ミセス誌、ガーデニング A to Z 特集の記事作りで東京都下の園芸店めぐり、軽井沢の錦玉園のロケ諸々でずっと家に居られず、ただただ怒濤のスケジュールのなので、ブログが書けなくてもご心配なく!みなさまのメッセージを拝見して、超元気です!