園芸家で食べていくためには?
時折、ご質問をいただくのですが、なかなかお答えできなくて申し訳ないです。無視しているわけではなく、どのように答えようか、考えながら仕事をすることもあるのですが、たまたま今、これを書こうと思うタイミングに記事を書く内容がその時の雰囲気と合わないと、お答えができないことも多いので、大変恐縮です。質問に答えるのは、講演会などの「質問コーナー」だと確実ですが.....。
11.02.27 23:09みやこさんより、ご質問をいただきました。
多忙な毎日からちょっとだけ解放され、久々に犬のシロちゃんの散歩に行くと、玄関の脇には、スイセンやらアネモネやチューリップなどの球根類が芽を出し始め、また、モモの花が咲き始めていました。確実に春に近づいている事を感じ、嬉しくなりました。さて、吉谷先生に質問です。吉谷先生のような園芸家になる事をあこがれています。どうやったら、先生のようになれますか?やはり、イギリスで学ぶとか、また、寄せ植えをたくさん作るとか、ガーデニング関係の専門学校に行くとか? 良き、アドバイスをお願いします。
....率直なお返事をしたいと思います。
でも、単純にお答えできることではないので、「園芸家で食べていくためには?」を時々、自叙伝的なテーマにして行こうかとも、思います。それほどに、単純な内容ではないように感じられるからです。不遜な態度に出そうで怖いけれど、50代の半ばになり、そろそろ次のターニングポイントを探る場面に来ているので、良いチャンスかもしれないのです。
しかし、勉強の方法はいずれにしても、上記のすべてが当てはまると思います。自分を切磋琢磨する方法は、あなたの前に無限に広がっており、それをやろうと思いつくのも「努力と才能、行動力」だと思うからです。そして「吉谷のような園芸家」とは、どのような園芸家かよくわからないのですが「みやこさんのような園芸家」を自分で独自に独創するからこそ、価値があります。
しかし、社会に出て行くアプローチには、今の時代独特の方法があります。それをする人としない人の差は、自分から出て行く人、待っている人の差でもあり。それを、近々に、この続編で書いて行きたいと思います。