ルドゥーテ「美花選」展 in Bunkamura ザ・ミュージアム-2
梅雨、台風、まだアジサイも咲かないのに。
雨に濡れると、殆どの花はあまり美しく見えません。
しかし、アジサイだけは生き生きしていみえます。
美しく咲く花を一層美しく見えるように、花を活かすのが私たちの仕事。
そうしようと思えば、誰にでもできるはずの。
花を所有するだけでは、だめなんです。
花が美しく見えるようにと心を砕くこと。私たちが育てて、それが美しく見える。誰からも、そう、感じてもらえるように。
ところで、このアジサイの絵、というか版画。
光と陰を帯びて立体感がありますね。明後日水曜日に開催するたまがわガーデニング倶楽部の講座でも、このことも、改めて講座に取り入れたいと思っています。上明るく下暗く。手前明るく、後ろ暗くの基本です。レンブラントライトは、斜め上45度からの光が物事をもっとも美しく魅せます。
ひとつの庭、あるいは、寄せ植えの絵画的完成度は、絵画的遠近感、立体感の認識なしにあり得ないので、改めてレクチャーに取り入れたいと思います。ただし、これが基本であってこの基本をふまえて独自の創造をするのがアーティストの仕事。
この言葉のパネルは、このたびのルドゥーテ展に展示されている美輪先生の格言集の一部です。パルコ出版から発行されている「花言葉」という本から。私も思わず、アマゾンで注文しちゃいました。
昨日、講座に使う苗が一部届いたので、それも後ほどアップしたいと思います。