生き残る植物
このルーフガーデンを作ったのは、3年前。新開発の人工培養土を使っての試験栽培がスタート。自動潅水はつけず、ギリギリの手動潅水で生き伸びる植物を選ぶ。(ベスチャトーさんのドライガーデンを参考に)さらに、あえて生長の早い植物、シュートを伸ばす植物や逆に生長の遅い植物も選んだ。スモークツリーやシュートを早く出すバラ、ジェネラスガーデナーを植えたところ、水分が制限されるため、生き残るためか、シュートの伸びがあまり見られない。要するにコンパクトな状態を維持。あるていどは乾燥に耐える植物といっても植えたタイミングが悪ければ難しいし、その年の気象条件で変わってくる。とにかくトライ&エラーで。
そして、今年は3年目の夏。実はここに植わる植物、ほとんどが、もともと持っていた植物だったり、仕事で余った苗だったり、そのためにわざわざ買ったのはあまりない。
特に、バラショウから戻ってきたもの、寄せ植えの撮影で見頃の終わった宿根草など。
去年の6月からさまざまなことがあった。そして、3月の地震。一時、仕事が中止になり時間はあるのに、庭仕事をする気にもなれなかった。
そんないろいろなことのなかで、植物たちが元気にその美しさを惜しげも無く現してくれるのはなんと嬉しいことか。
ところで去年植えたサントリーナ。暑かった去年の夏や厳しかった冬を越えられるかどうか「結果は来年」と、書いていました。
ばっちり元気です。下の写真は昨日撮影。上の写真では去年植えたガイラルディア が咲いていて、下の写真は種になっているところ。花殻を摘むべきなのですが、この丸いのも好きでカットできない。サントリーナは梅雨のさなかに咲くので、地面の庭では難しい。水はけが良くないと黒くなって溶け始める。
それは、粘土質のロンドンでも同じでした。なので、根を良く張らせ、水はけの良い土で、あまりひんぱんに水をやらないように育てるというスタイルで。それには成長期に発根促進剤も使った。
それと、昨日発見! 3年前に植えたエンジェルズフィッシングの蕾発見!ホリホックも種まきから3年目の開花でした。
開花したら写真を撮りたいと思います。