これがないと生きていけない
昨日は自分にとっての美味しいもののお話でしたが、美しいものを見つけると欲しくなるのは、やはりこれ、ブツ欲か? 向上心か? 友情か愛情か? 美しい物から学ぶこともあると信じているので、美しいものを手にすると、それがまた日本では手に入らないと思うと、買っておこうか。旅行中、非常に悩みます。飛行機の荷物制限があるし、あっという間に荷物がふくれあがってひとりで一度に移動できる荷物量ではなくなる。それに海外は自分以外へのお土産も、結構な量になります。家族友人親戚、10人以上は対象者がいるので、昨日荷物の整理をしていて「誰か用」の土産を長椅子の上に置いていたら、そうとうな量になってしまった。毎回これだな、悩みの種は。と。
今回の旅行のブルーガイドバッジを持った現地ガイドさんは大切で意味ある話をたくさんしてくれたのですが「欲しいもの、迷ったら、買ってください。時間は戻らない。時は金なり」聞きながら私、それが危ないんだよなあ。と思って聞き流していました。そんなことしてたら、瞬く間に持ち物がトラック一台になってしまう。黄金のプラスティックカードが飛ぶように財布から飛び出してきて。だから「迷ったら買わない」そんな私に、ツアー中、ご一緒にお買い物をしてくださっていた先輩、永田さんから「金言」。50代を過ぎて物が増え常に悩む私たちは、物減らし苦行の最中でもある。なのに、さらにどうしても欲しいものを見つけたときは
「これがないと生きて行けない」
かどうか、考えると。なるほど、欲しい!美しい!これは安い!自分に似合う! と、思っても
「なくても生きていける」
そう思ったら、買うのを我慢。するとたいがい数時間後には、そんなもののことは忘れている。これは、今回かなり役にたったキーワード。
ハンプトンコートショウでは欲しいものがいろいろあって、衝動買いで悩むのですが、時間がなく、持ち歩きの悩みもあったので、今年は、最初からターゲットを決めていました。ブーツとジャケット。というように。
日本からの旅立ち前から絶対に買いたいと思っていたのが、Dubarry of Ireland のブーツ。去年、同じものを買って、雨のなか水たまりでも、まったく水が漏れず蒸れなかったので、もはや長靴は卒業だなと思っていたレザー製のブーツ、黒は持っていて、今年は Clare というタイプの茶色が欲しかったので、庭めぐりの後、そこへ直行。去年も一緒にいたお仲間がみんな一斉に同じものを買ったのですが、それは今年も同じ。夏の庭仕事にも欠かせないので、これはもう、「これがないと生きていけない」
ところで、そんな自分の写真は自分では持っていないので、旅に参加してくださった daisy&bee さんのブログに私の写真と日程別に訪ねた庭が写真になっています。非常に見やすくてわかりやすいのでぜひ。そのなかに、そのときに私がハンプトンコートショウで買ったブーツとジャケットを着ています。
でも、このブーツハロッズで買った方が、今年から20%もついてしまう消費税(VAT) がすんなり戻るし、定価もショウでは、330ポンドが、ハロッズでは299ポンド。しかも、先週末はハロッズカードで全品10%OFF +VATのキャッシュバックがヒースローでできるので60ポンド以上もハロッズで買ったほうがお安かったです。その失敗、実は去年もしたのに、ハロッズに欲しいサイズがなかったら困ると思い、ショウの会場で買ってしまいました。また、ショウ会場でのVAT書類ゲットは至難の技なので、みなさまには落ち着いて買い物のできるハロッズでの購入がおすすめ。
ハロッズ、5階、乗馬やハンティングのアウトドアファッションのコーナーにあります。その後、私のツアーの面々がかなり購入して、あとから行ったらその場では、 Clare のブーツは売り切れになっておりましたが。
そして、もうひとつのこれがないと生きていけないウエアは、アイルランドに行く以外、ハンプトンコートショウでしか買えない Winnie magee のリネンレインウエア。日本からはネットで注文できるのですが、サイズは着用しないと不安です。アイリッシュリネンでできたレインウエア、通気性があって撥水性がある。これもガーデニングに欠かせない私の制服。これも、deisy さんのブログに私が着ている写真あり。ちょっと派手な路線ともう一着、地味路線で2着買い。1着、200ポンド程度ですがこれも、ショウ会場ではVAT できず。
少し涼しくなったら、箱根の星の王子さまミュージアムでのガーデン作業で着用したいガーデニングアウトフィットです。