夢の続き...
もう、20年近くまえのことですが、コッツウォルズの有名な庭。バーンズレィハウスの入り口にあるガーデンシェッドというか、ガーデニングの道具が格納してある空間。ご存じの方もいらっしゃるでしょう。「ああ!いいなあ。あんなふうに道具を収納したい」と思ったことがあります。写真はそれにはまったく及んでいないのですが。
本当に長い間、道具を壁に収納できる空間を夢見てきました。家を建てるための構想だけで、やはり10年以上がかかっていましたが、実際の設計が始まると、こうした園芸作業の空間の細かい収納の完成度を詰める余裕はまったくありませんでした。家を建てるための経済活動だけで、実は日々が死に物狂いでたし、子どもが小さかったし。はあ、あのときはよくやったな。と、今でも冷や汗....。
で、この写真にある収納ができたのは最近のこと。んー、でも。まだ、塗装の仕上げもどうしようか、迷い中。なんだかなー。と、まだ、首を傾げながら、日々このホルダーを使用しています。右側に見えているクリーム色のハコはグリーンギャラリーさんのアンティーク、昔の薬屋さんの収納缶で、10個くらい買いました。派手な色合いの肥料などを個々に入れ替えています。
そして、先週、さらに設置されたのが英国製の「ブーツホルダー」は、西麻布のtool box さんで発見。ブーツを逆さに収納しておくことで、ゴミや虫が入りにくいし、型も崩れない。これは良い!とこうした収納の仕方を英国の雑誌等で見て、以前から憧れていたものです。
それにしても、こうした道具を設置する場所。もともと広々した作りの英国のカントリーハウスと違い、日本の標準仕様の住宅では、なかなか難しいものです。我が家も難しかった。
最初から「これを取り付けたい」と、ガッツリとイメージを持ってスペースを準備して家を建てるとかしないと、なかなか。
で、これも、完全なベストポジションとはいえないのですが。
たまに「私の夢」 として、話題になる、夏涼しい場所で、小さくても公開庭園。の、計画案のなかには、このブーツホルダーを10足分くらい、ズラーと、設置できるガーデンシェッドをデザインしたいなあ、と、夢の実現の、イメージパーツの、このホルダーがそのひとつです。
背景に見えているステンレス製の棚はアメリカのハマーヘッド社製、車の工具を仕舞うキャスター付きの移動式引き出し。引き出しを開けるといろんな肥料、手袋、工具、入れていますが、たまに整理しないと不要品収納庫になってしまいます。