50代からのビーズマニア
下から、クリソコラのタンブルカット、黄緑色は、グリーンインプレッションストーン、右上の水色はラリマー&クリスタル、小さなピンクは、ロードナイト、左上淡いピンクがローズクォーツ。
天然石は昨今、ヒーリングストーンとして話題になっていますが、たまたま良いと思って買った石が素晴しいパワーを秘めているとか、後から能書きを読んで知ると一層楽しくなります。でも、それに頼るというより、一緒にいると嬉しい!という気持ちで持つのが良いかと。写真のベースは20年かそれ以上は使っているビーズのデザインボード。ロンドンで買ったものでボロボロ。で、若い頃はプラスチックのビーズ、ガラスのビーズ、そしてスワロフスキーなど。で今は天然石、と、いっても、このクリソコラで40センチ連で4800円、ロードナイトは1800円とか。たとえば、20世紀最高の癒し石といわれるスギライトなどの値段はそれはもう、いろいろ。でも自分の気持ちにピタリとあうものを、すんなりと手にできる範囲で持てるといい。なにしろ、出会いとインプレッションが天然石の良いところ。東京は、御徒町や浅草橋に天然石問屋が多く、え”〜っ!こんなに産出して地球は大丈夫なの?と、思ってしまうし、これは突然見てしまうとありすぎて、キラキラ美しすぎる!狼狽すること必至。あらかじめ、ネットなどでいろいろ見ながら、石とデザインのイメージを絞っておかないと大変なことになります。でも石はそれぞれ皆違う個性があるので、できれば実物を見て買った方が安全でしょう。
左下に見えるラベンダー色の石が、スギライト。ブレスレットの完成品を買ったもので、この石は本当に一目惚れ。今、もっとも大切にしているもの。ちょっと上にある、やや薄いラベンダー色がチャロアイト、その上の透明な深緑色は、モルダバイト原石。隕石のかけらだそうで、眺めていると吸い込まれそう。左の水色が前述したラリマー。ラリマー、チャロアイト、スギライトは、世界三大ヒーリングストーンというらしいです。ほかに、緑琥珀、1世紀頃のペルシャビーズなど。こうしたビーズは身につけるばかりでなく、日々の暮らしの目先に見えていることが嬉しい。チラと眺めたときの「ああいいなあ」と、思う気持ちが嬉しいので、そこが洋服とは違う。
実は息子が夏休みの間、朝昼晩のご飯にエトセトラ、まずは気が散って、まともに仕事ができない日々、そのうち巣立っていくだろうと、彼と一緒にいる時間をむしろ楽しんでいます。特にお盆の前後など、どこに出ても混んでいるし高いし、ということでどこにも行かずべったりの家暮らしでした。一緒にビデオ見たりしつつ、そんな私も気分的に夏休みの日々。今年は、アクセサリー作りに熱中。ビーズ熱は、30年以上のコレクションによって、相当な量が箱のなかに収まっているのですが、今のコレクションは、天然石。一粒一粒に自分自身が入魂しながらビーズを選ぶ感じ。
それで作った新作(というほどのものでもないが)がこれ。首からV字に下がる飾りが、丸い顔を少しシャープに見せてくれるように思う。そして、これをしていると気持ちいい。
と、まあ、簡単なシンプルデザインで天然石のヒーリングパワーも感じつつ、おしゃれを楽しむというアイデア。
このアメジストの涙型は、私がデザインをして箱根「星の王子さま」ショップで販売しようと作ったサンプルなのですが、まだ商品化にならず。
その下は、アメジストにチャロアイトをつけただけのもの。パープルが好きなので、持っているバッグや服にあわせやすい。
しかし、まあ、完成品を買うより、自分で材料を買って組み合わせた方が、良いのかな。とも思うし、でも、自分がデザインしたものを誰かが身に付けてくれるのを見るのも嬉しいし。
最後の写真は、オーストラリアのオープンガーデンを巡った際、素敵なお庭を見せてくれた園芸家が、自身でデザインして売っていたネックレス。一目惚れだった。庭のデザインとアクセサリーが同じ雰囲気。このネックレスをするたび、彼女のことを思い出す。そして、珊瑚やクリスタル、ローズクォーツのパワーも感じて幸せなアクセサリーです。
