Simple yet Good Ingredients

その寄せ植えも、わたし的にはもう、あれもこれもと沢山の品種を入れこむスタイルが嫌になっています。おおらかに、一つの品種がきれいにど〜んと、咲いてくれているほうが、空間全体(ランドスケープ)のことを考えれば、スッキリしていていいじゃないの。と、思える。すると、周囲からは物足りなそうな反応。でも、植物がそこだけゴチャゴチャしてるみたいなのも辛いし、もっと簡単で、長く、健康的で、らくちんで、来年もこのまま美しい。みたいな感じがベストではないか?と。だから、もっとも美しい『単植』とか、最高に相性のいいコンビないしトリオ植えとか、そういうものを探ることに、どうしても情熱が注がれてしまう。

思い出しても冷や汗がでるけれども、サー・テレンスと、コンラン・デザインチームとのセッションは当然の事ながら、すべて英語だったので、私の作った怪しい英語のコンセプトパネルに踊る文字は、相当の苦労が忍ばれる。それでも多くの言葉を使わずとも、共通のコンセンサスが、Simple yet Good Ingredients によって、可能になったのである。
