冬支度 星の王子
2週間前は大きく咲き誇っていたインパチェンス、夕べの霜で真っ黒になって終わっていました。コンテナの花が汚いとお客さんたちは素通り。代替えの植物を用意していなかったのですが、たまたま持っていた寒さに強いアネモネを3株と、松ぼっくりやクリスマス飾りでブランクを埋めました。東京と違い、冬は花の開花どころか、植物たちが地面にペッタンコ。平面的になってしまい景気にボリュームがなく寂しいので、せめて量感を出す為に、この松ぼっくりとクリスマス飾りで立体感を。きれいになった途端、その場所で記念写真を撮る方が増えて嬉しかったです。
しかし、夜は真っ白に霜が降りてこの寒さでも、なんとルドベキア’タカオ’が開花中、寂しくなりがちな庭をにぎわしてくれます。タカオは個人的に好きじゃなかったのですが、この花がなかったら高さもなく、助けられています。
かと思うと、去年植えたヘレボラス・ニゲルが見事に開花。東京の我が家では夏に蒸れて夏越しのできないニゲル。寒冷地の味方です。それにしてもこの場所は高い高い落葉樹の下で夏は真っ暗な木の下。こんなに見事に花が咲いて嬉しいです。
冬の定番、ハボタンも設置する場所によって寒さに溶ける。北風が通り抜ける場所はダメですが、南を壁にした場所では植物も生き延びるし、花も咲く。ちょっとした環境の違いで大きな違いを生みますので毎年の観察が大切。いずれにしても、特に冬の寄せ植えは「フォルムの組み合わせ」で。
庭も、いよいよ冬の世界。アナベルは冬が終わったら枝を切り戻します。
さて、11月24、25日と高知県立牧野植物園へ。飛行機の便が少なく、私は9:30発のJALに乗るため、家を6:30に出発。高知で一泊して明日午前の飛行機で帰ります。来春の花イベントに参加させていただくためのミーティングと現地視察ですが、ずっとずっと行ってみたいと思っていた園芸家の聖地、牧野植物園のご報告はまた明日にでも.......。