新潟では、ご参加ありがとうございました!
久しぶりの新潟は、信じられないような豪雪地帯の越後湯沢を、新幹線がすいすいと定刻通りに発着し、前日の心配をよそに、オンタイムの到着。日本の鉄道技術は素晴しいです。お迎えいただいた芳樹園、石川さんの運転で会場へ。
さまざまなガーデニンググッズの新商品の展示にキョロキョロしながらも、たくさんのガーデニング愛好家の方々と交流。講座には200名ほどの方々が集まってくださり、ありがとうございました。
素敵でおしゃれな方々にたくさん集まっていただき、本当に嬉しかったです!自分の写真は取りそびれてしまったので、会場で見せていただいた素敵な寄せ植え をご紹介。
タイトルの「英国に学ぶ 絵になる庭の作り方」その話のなかで、「否応なしに他の人からも見える前提の庭、外構、玄関などの場所は、外出着 を着せるつもりで。ふと気を許すと、庭が室内着みたいになりがち。外出着の緊張感。庭にも、そんな緊張感は必要ですよね。と。そして、そんな空間では、花色は1系統か2系統色までに絞るとゴチャゴチャしなくてすみます。デザインの意図があるような雰囲気になります」というようなことお話させていただきました。この↑寄せ植えは、まさにそんな2系統色使いの寄せ植え。写真では見にくいですが、植木鉢までブルーです。素敵な寄せ植えを拝見すると素直に目に嬉しいです。
花色は1〜2系統色までで! 本当は花色なんてもっと自由に組んで素敵になるものなのでしょうが、自分のなかでは寄せ植えを作れば作るほど、花色を多品種たくさん使うのがどんどんイヤになっているので、自分でも、そこはどうなのかなとも思うのです。でも、たまに街でみかける色彩調和完全無視(真っ赤と派手ピンクと黄色のパンジーの寄せ植え、思わず目を背ける。色はたくさん組んで華やかなほうが良いと思っている人が多いのでしょうね)の公共空間の花壇とか、そんな花壇が上記の寄せ植えみたいなセンスになったら、さぞ日本の街の景色もいい感じになるのではないかと思うのですが。それを物足りなく思うひともいるのかも。イギリス公共ガーデンとのセンスの温度差、このまま、どうなるのかな。良くなって欲しい。
戦後、70年近く。空前のモノの溢れる時代に生きて、飾りも物も、持ち物も絞るのはなかなかの大仕事ですよね。私の大きな悩みです。なので、色彩も絞って、すっきりさせたい。ここでも、引き算に移行しようとする気持ちが働いているのかもしれません。
ところで、13年以上も前にイギリスで買ったいろいろなものたち。使っていなかったものは、いよいよ捨てようと奥から出してきました。