この冬のベストフラワー
今年は記録破りの寒い冬だったそうです。
私の住む東京郊外も、都心より気温が2〜3度低く、本当に厳しい寒さを感じる朝が何度かありました。
シクラメンやゼラニウムは、半耐寒性で屋外での越冬が難しかった。
どんなに寒くても、耐寒性のあるパンジーやプリムラは元気に咲いていましたが、贅沢なことに「咲いて当たり前」に思っているところがあって。
最近はパンジーが咲いていても、特に美しい!と感動することもなく。怒られそうですが、数年前から「パンジーは飽きちゃった」と、いう声を聞くことも、少なくなくて。正直、私も.....。(恐るおそる言う)
冬、パンジー以外で、楽しめるのは何だろう。ずっと思ってきましたが、もちろん、好きな花はアネモネなどの球根花とかプリムラのいくつかの品種とか。
で、少し新鮮なところで、今年の冬、ずっと目を楽しませてくれた「花かんざし ( クリサンセマム/ローダンセ)」を 「My best flower of Winter 」アワードに挙げたいと思います。ほかの地域、庭の不適格な環境におかれた場合はそうでもない結果が生まれるので、これはあくまでも「My」ですが。南面、北側を壁にした地面から1mほど高いところにある窓辺で、ずっときれいでした。今年は雨が少なかったのでそれもよかったと思う。雨に当たることを嫌う北半球の植物だし。それゆえ、乾燥に強いので滅多に水やりもしなかったし、花殻摘みも一切なし。手間要らずにして美しい花。今後はその寄せ植えのスタイルもいろいろと研究したいと思います。寄せ植えの完成形は今年の晩秋発売予定の「園芸ガイド」に掲載予定です。
さて、今年の冬の、みなさまのお庭のアワード・フラワーは何になりましたか?