牧野植物園まとめ
牧野植物園の入り口付近のチューリップのとパンジーの植栽。2色だけに絞った色彩計画は光と陰の色。陽光に映えて美しい。植栽担当は牧野植物園の金親(かねちか)朋世さん。
さらに数歩進むとあちらもこちらも桜が満開、グラウンドカバーで植わっているムスカリが素敵。さらに少し進むと、池の脇の湿地庭。 プリムラデンタータ。アリウムみたいで素敵です。 さらにこの後広がる景色も素晴しい。実際は池に浮いてぷかぷか動いている花皿鉢(はなさわち)の眺めが楽しい。この花皿鉢のプロデュースも金親さん。ほかにもたっくさんのデザイン個所があり、大変だったと察します。さらに階段を降りていくと広がる景色。360度すべてが植物園の植物景色。園芸家、一生に一度はどうぞ高知へ。私は生前の故八尋和子さんにそういわれていたので、この一年間で、何度もこの植物園に通えることを嬉しく思っています。が、表層だけで、きれいとか、花がどうとかいう以上に、植物学に対する深いまなざしに気づくと、また喜びも倍増です。学術的なアプローチに触れることもまた喜びであり。 さて、広い園内の一番奥にある芝生広場は高知平野と四国山脈の景色がのびのびと気持ちの良い場所です。この写真は初日、さあて!始めるぞうー!と武者震い(?)して眺めた景色。金親さんと2ショット、金親さんは英国ウィズレーでディプロマを所得し、その後、牧野植物園へ。しかし、冷涼な英国と違い、南国土佐の熱帯性の植栽に苦労するそうです。私もまだ、5月の高知が、真夏のような気候と聞いてもピンとこないでいます。経験と想像である程度は乗り越えられると思うけれども、実際の気候を経験し、理解しないと安易に植栽はできないものではあります。