国バラ 明日で終り
さあ!いよいよ、第14回国際バラとガーデニングショウ。長かった会期も、明日で終りです。私たちは終了準備の段取りで、今はもう何も考える間もがないのですが、それぞれのデザイナーズガーデンにも、コンテストガーデンのあり方にも、様々な感慨があります。きっと皆様もそう。本当に大勢の方々に来ていただいた。ありがとうございました。明日これを壊すと思うと、ちょっと滅入りますが。
もう咲き過ぎ。それにしても、先週の金曜日の内覧会から10日間も、よくぞもってくれたものだと。毎日欠かさず「がんばれがんばれ!と心を込めて、私もスタッフも、活力剤を葉面散布し続けました。光合成の変わりになるエネルギーとして。
超微妙繊細な水やりは、今井氏が7時から毎朝連続で。氏には、足を向けて眠れません。
(で、アリウム大満開ですが、太陽光ではないので、やはり、本来の色よりも薄くなって)
「あなたはあなたらしくやれば良い」とよく言われることもあるし、誰かが誰かにそう告げているのを聞く。でも、そのあたりの事は、デザイナーとして35年ほども試行錯誤して来ていて、何か、個人のレベルを超えるような、絶対の表現ってあると思うのですよね。それは何だろうと、そこへ行きたいと、いつも考えています。自分の好み等を超えた、もっとオーバーザトップの何かを。だから、私は誰に対しても「あなたはあなたらしくやれば良い」とは言わない。もっとたくさんの良いものを見て勉強して、という。でも、最後は、イヤでも自然に(自分らしく)なってしまう。そこでどこまで昇華できるか。私も65歳になるまではとにかく頑張ろう!あと10年は。
庭も寄せ植えも、最後は「デザインの仕事」、「情熱の仕事」、「気合いの仕事」、「魂磨きの仕事」きりがないのでこの辺にしますが複合的なエネルギーの要る仕事です。そんな様々を、今後もこのブログで真剣に考えて行きたいと思います。
さて、早朝、やっと写真の撮れたシンボルガーデン、キャスキッドソンの庭。(下)
いつも凄い行列で、全貌がまったく見えなかったので。こんな感じで優しい雰囲気。去年も思ったのですが、こうした庭はガーデンデザイナーが自分の個性よりも主人公のスター(今回はキャス・キッドソンさん)のキャラクターを表現しなくてはいけないので、それは相当難しいのだろうなと思います。
こちらは↑ラウンドタイプのハンギングのコンテスト。ほかにも、凄い力作だらけでジャッジが難しそう。
こちらは、壁掛けハンギング。我らが「ねむり姫の庭」のスタッフ。沼尻さんの作品。色彩バランスとか完璧。
下の作品は賞の札が無かったけれども、個人的に好きだった作品。面のある草花を中心にして点の植物がその周囲を囲む。背景もいいですね。惜しむらくは、面の植物どうしの面がピタリと隣同士くっついて更なる大きな面で植物のフォルム同士が自然に繋がると、もっと良かった。
ほかにもたくさん素敵な作品があった。私はむしろ賞をとっていなかった作品に好きなものが多かった。本当に、ジャッジは難しいですね。
勉強熱心な三井くん。16日も一生懸命直していました。確かな力を身につけて年々腕を上げていると感じる。
さてまた「ねむり姫の庭」に戻ります。
さすがにこのところ、バラとガーデニングショウの間は、一日のアクセスが多く多い日で8000アクセス超え。ついつい毎日見に来て下さる方々を思うと更新したくなり。
また、同時にコメントもたくさん戴きます。愛あるコメントをたくさん戴きます。もう、完全に親心でコメントをくださる方々がたくさんいらしてグッとくるもの、親戚の叔母さんみたいな感じのコメント等々。どんなに忙しくてもついつい読み込んでしまいます。今まで本当にありがとうございました。
(門の左右の銀葉は多肉ではなくエキウムが伸びる前の状態です。ブライアローズのRはセダムです)
いやもう、ちょっと花が咲きすぎ。オルラヤがギボウシの間から伸びるのは、我が家でもこぼれ種が出て来ています。青いハルシオンなどから出ると最高です。
で、これからもよろしくです!もう今はやたらと他の仕事を溜め込んだので、今後のさらなる爆走状態に入る前に、 まずはご挨拶まで。草臥れちゃって文章力がもうないかもです。
お知らせです!6月30日に北海道恵庭の花の牧場でフェアリーの講習会と銀河庭園のガーデンウォークを開催します!北海道でフェアリーを作るのは初めての事!恵庭の羊さんのフェルトを使います。ぜひともご参加を。お待ち申し上げております。
明日のお楽しみ販売会は、お勧めの品種を10名さまに準備する予定です。では!