サンジェルマンデプレ
Rue Jacob 通りが好き。それは、眺めて楽しい、インテリアショップ、アートギャラリー、本屋、アンティーク屋、洋服屋、適度に混ざって知的だし、人も多くない。店を外から眺めて開かず楽しめる。これは今から25年くらい前にきたとき、パリが好きになった原点の地域でもある。まずは、コクトー先生のポートレイトから。
最近はマレ地区に素敵な店が増えて、あのあたりのホテルで過ごすのも良さそうですが、まだなじみが薄く。
また、フォーブルサントノーレのような有名一流ブランドではなく、質の良い洋服やアンティークを探すのに、やはり、私は、サンジェルマンデプレが自分にとってちょうど良いというか。大好きなカフェ・フロールもあるし。八百屋スムージー(ホテルドビュシーの向かい)も毎朝飲めるし。その気になれば、ラデュレのサロンドテは、やはり、本当においしい。このお茶とケーキ類は、日本では食べられないもの。日本のラデュレの味とは全然違う!アンジェリーナのモンブランは、銀座のプランタンでも、似ているように思うけれども。
この本屋さんはアートと庭の本も豊富。
今日は夫が調べたかったクリニャンクールを見終って、(蚤の市、観光地としては、やはり土日が盛り上がる。金曜日はバイヤーなどのプロ向き)、かの地のカフェで食事をし。さっさと帰って来たサンジェルマンデプレ。やはり、すごくほっとする。この地域。
結局、この店↑Rue Jacob のミッシェル・アラゴンでお皿を2枚とコーヒーカップを一脚買う。
この緑色の花の形の皿。
撮影に使う用のもの。クリニャンクールよりも、あっさりと品の良いものが目に入ってくる。
買えないけれども、こんな家具をおいたら我が家はどんな風に変わるか想像するのが楽しい。
そして、今日は、ずっとショウウインドウを眺めて品定めをしていたシャツを2枚。小さな高級店。お店に入る前に、ドアのあたりを見回すと、ドアベルがあります。それを押して中に入る。ドアが開いたら「ボンジューマダム」たいてい相手がマダムなので。外に飾ってあったシャツを見せてください。
そんな風に話ながら入る必要がある。語学がもしも、できなかったら、ちょっと辛いかもしれないと思う。コミュニケーションって、言葉がすべてだから。
そんな通りにある小さな店。FREEGO でリネンのシャツを2枚購入。まさに、こんなシャツを探していました!というデザインの。FREEGO はオリジナルデザインのリネンシャツやワンピース。それにアンリ・ベグリン のバッグが売り。パリそのものみたいなマダムが仕切る。今、アンリ。そうはいわないのだっけか。アンリの元々のオリジナルのほうね。いつか欲しいけれども、応援したいブランドのひとつ。
ここのシンプルで質の良い究極みたいなデザイン。セールじゃないので2枚買うのは度胸でした。でも、こんなシャツは絶対に日本では見つからない。えいやと決めた。
↓今回もっとも美しいと思った椅子。いいなあ。と、思って眺めるのが楽しい。
買えないけれども、こんなのを持っていたらどんな風に飾ろうか。この道を歩きながら、考えるだけで楽しい。うつくしいもの、すてきなものがいっぱい。見て歩くだけで心が充足。しかし、そろそろ美しいものも、満杯かも。ずっとアウトプットをしながら過ごして来ましたが、そろそろインプットの満タン。もう、思い残すこともないかなー。と。
今回の旅行で息子もかなり大人っぽくなり、洋服もパリジャンしてきました。
さあて、明日土曜日でお店の開いている最後の一日。息子とふたりでパリデートの予定です。夫は一人行動で、用事を済ます。日本は高温注意報とか。パリも暑かったですが、我が家の庭では、コガネ虫の異常発生とか。ああー、そろそろ現実モードにシフトですね。31日に帰国します。
いろいろとコメントをたくさんいただき、たくさん見に来てくださり、本当にありがとうございました!ここでそろそろ中締めとしますね!
Au revoir !