寄せ植えの仕事
仕事柄、この20年間で、何百という数の寄せ植えを作ってきました。
そんななか、もっとも私が興味を持ち、その道を究めたいと思うのが、ロングライフのコンテナ&寄せ植えです。
仕事で作る寄せ植えには、大きくわけて、「ショートライフ」スタイルと、「ロングライフ」二つの概念があります。
「ショートライフ」は、展示会用とか撮影用で、人の目を奪うような見事な美しさを1〜2週間でも保ってくれたら良いのですが、短い期間にたくさんの人の目を喜ばせる役目があります。ガーデンショウもそういう役目を担っています。
「ロングライフ」スタイルは、2〜3ヶ月以上は、うまくすれば半年は飾るに値する姿を保つ寄せ植え。自宅だけでなく、商業施設にも必要です。
私が箱根「星の王子さまミュージアム」で目指すのは、完全にロングライフの寄せ植えです。
(アジサイの額が茶色くならず、きれいに夏を超した寄せ植え、実は、作って2年目、冬は地味にしていましたが。ヒューケラ、アイビーも共に2年目です)
ここでお知らせです!
10月11日(木)埼玉、新宿発でクラブツーリズム主催により、箱根「星の王子さまミュージアム」のガーデントークツアー募集のお知らせ。10月は、晩春に植えたロングライフコンテナの最後の月。11月には冬支度にずばっと変更するのでその管理方法なども、ご説明して回ります。
(3年前に作ったセダムの寄せ植え。一年目は根鉢の空きがあったので一年草を寄せ植え)
3年経った今、めいっぱいに大きくなった、セダム スペクタビレ。ひと株が大きくなると、寄せ植えしなくても、見事なオーラ!存在感あり。しかし、晩秋には株分けしなくては)
(夏の植物は生長が旺盛なものが多い。大きなコンテナにのびのびと。週に一回の液肥が欠かせない)
(カラーリーフがあれば、花は、一種類で十分かな?ニューギニアインパチェンスは、箱根なら炎天下でも花が痛まないが、東京では日陰〜半日陰の栽培のみ)
(そろそろ、秋の寄せ植えの計画開始)
ロングライフの寄せ植え、たとえば、秋に植え付けるパンジーや球根の寄せ植えは、東京近郊なら、11月に植えて4月上旬までは観賞ができるので、正真正銘のロングライフといえるでしょう。
数ヶ月をかけて立派に育った寄せ植えは、徐々に大きく立派になって、見る人を元気づけるような素敵な寄せ植えに育ちます。
そんなロングライフの寄せ植えに、私は、もっとも興味がある。そういうものを作りたい。そのことを目指して、完璧ともいえる植物同士の相性を探って行くのも仕事。これには、終りがない。だってまた、次々に新しい品種が出てくるし。
(ミュージアムの北側のコンテナ.レックスベゴニアは超重宝!)
植物の品種は、多品種である必要はなく、2〜3品種類限定で良い。
でも、まあ、ついついいろいろ詰め込みたくなります。ついついね...。わかっちゃいますが。
夏なら、花もの(ニチニチソウやペチュニア類、インパチェンスなど)一種類に対し、葉もの(コリウス、イポメアなどのカラーリーフなど)を2種で、合計3種でいいのにね。
↑の寄せ植えは、晩夏にニコチアナが消えて、さらにコリウスが巨大化。実は背後にセキショウも入っている。アイビーも、ペチュニアに隠れた。しかしまあ、最初は、苗が小さくて寂しい眺め。ついつい脇役が増える。でも、そういう変化も見越しての作り方があってよいかと思う。
冬は、パンジーなどの長持ち花に球根もの+冬の葉もの(アイビー、ヒューケラなど)。
パセリとパンジーだけの2種、P&Pコンビは長持ち。ここに、球根を入れてもよかったかと、また増やす相談。
こういう定番寄せ植えは、目新しさはないけれども、肥料や培養土、管理のコツ次第で、立派な寄せ植えになっていく。やっぱり、手間と時間をかけて美しく育てるガーデニングが楽しい。
そのためにも、庭にいる時間が心地よい季節。ヤブ蚊のいない庭が恋しいものです。
猛暑の夏。暑いの苦手。今朝も、ヤブ蚊に随分食われ。嗚呼〜夏のガーデニングは苦手です。
庭仕事中。汗が目に入ると痛いですね。涙は大丈夫なのに、同じ自分の体液でも、成分が違うのね!何故だ。と、関係ないことを呟く朝。すると、ついつい
「手間のかからないガーデニング道を極めるには、どうするべきか」「断捨離か!」
バランスが大切。でも、引き算は常に、ガーデナーに課せられた使命と悟って。
増やす喜びあれば、減らす苦あり。
ああ、、、今頃、イギリスなら冷涼な朝を迎えているでしょうか。ちょっと、ため息がでます.....。たまに、7度の夏を過したハムステッドの自分の庭を思い出し。恋しくも切ない気持ちい襲われます。ひんやりとした空気の中で、緑に親しむ.....。
(1994年夏、ガーデナーのゴードンと、自宅庭にて)
私が連載をしている企業誌の ウエブサイト版 GARDENING FIELDってご存じですか? 実は、私も最近まで知らなかったのですが。写真がきれいで、見応えあり。いろいろな寄せ植えの春夏秋冬です。






