寄せ植え撮影
昨日は、園芸ガイド誌の寄せ植え撮影。非常に心配でしたが、なんとか切り抜けることができました。表紙も含め、素敵な写真がたくさん撮れたと思います。
しかし、9月上旬に「キクの寄せ植えを」編集部から、連絡を戴いた時
今のスケジュールでは「無理だ」
そう思ったのだけれども、 チャンスを一度でも逃すというデメリットは、計り知れない。
悩んで悩んで。でも
楽をして切り抜けるなんてありえないし、とにかく万全に向かって走り抜けるしかない。今年の秋も2度とない。躊躇のあと、覚悟して「やります!」...........どうにかうまくいった。ああ、よかったー!
しかし、どうにも時間がない。心のゆとりもない。そのまた上に、高温の9月。良い苗が手に入らない。さらに出張留守も多い。(ただし秋は、半日陰に置いておき、朝、水やりをすれば翌日夕方まで持つ)最近、特に寄せ植え制作は、自分ひとりで作らなくてはいけないと思うようになってきた。上手なアシスタントさんも存在していましたが、効率ではなく、これもまた絵画作品と同じと思えば、横で、ディレクションした作品も、違うのかなと)
でも
大きな問題だと、思うこと、ひとつ。
植物の出荷時期。
常日頃、不自然に思いながらも、目にしている植物の出荷時期の違いについて、みなさまもお気づきでしょうか?
温室で開花した花が寒い時期に出荷されるのは、まだいいのですが、寒冷地で咲かせた花が、早めに熱帯地に出荷され、そのまま気温が高い状態だと、そのあと、どうなるか。今回、とちぎのわんぱく公園でも、そういう株があって、使えないものを買っていました。
実は、私の自宅の庭では、まだ菊は咲いていません。かなりの蕾の数は認められるけれども。
しかし今、園芸店に行くと、菊の鉢ものは既に終了か、咲き終わった菊が特売になっている状態なはずです。自然な開花状況ではないから、後でトラブルがおきやすい。
鉢植えの菊の出荷は、なんと!9月の敬老の日に焦点を絞って出荷されるそうなのです。
5月の母の日に集中出荷するのと同じですね。
これもやはり、寒冷地で短日栽培されるわけです。
(エクセレントマム ピコシリーズ、とてもかわいい!東北で育った株だそう。入手できたのは9月下旬。で、今は、ちょっと厳しい状態。それでも、どうにか、064 の液肥とバイタル剤を霧吹きしながら、切り抜けたけれども、こんなにかわいい花は、少しでも長く楽しみたい。今後は、涼しくなった時期の、10月中旬に出荷してほしいなあ)
で、東京の9月はまだ、夏である。それで出荷後すぐに株が痛みやすい。本来なら11月まで咲くものが、10月上旬で不調になる。
今年の9月はさらに、暑かった。お彼岸がすぎて少し涼しくなったと思ったらまた暑い日々、そして台風。厳しい自然状況のなか、秋らしい穏やかな寄せ植えを作るには、脇役の選択肢も少ない。花持ちが悪い。バッタも多い。
とにかく、自分に与えられているわずかな時間で、車で50分以内で行ける園芸店、ガーデンセンターを走り回ったが、いずこも、もうひとつだった。
寄せ植えを作る時、植物の色彩や形質に加えて、その品種ならではの「テーマ」も必要だ。
今回は、菊の花を引き立てるカラーフォリッジ。と、菊の花に似合うキク科の花たち。テーマが決まると、選ぶ植物の選択肢が少なくても、平凡な材料でも、バランスよく寄せ植えを作りやすい。
そして、関東地方、昨日は穏やかな快晴。
カメラマン、川部米応さんの写真は美しい。見て欲しい花の角度やモニターに写った時に感じる寄せ植えの欠点などを指摘していくと、根気よく撮り直しをしてくださる。やり直しをお願いするのは、心苦しいが、それを3度か4度。いつもそうして、寄せ植えの撮影をしてきました。そのキクの寄せ植えは、来秋発売。これもまた根気のいる長丁場の仕事です。今年に入って表紙のデザインやレイアウトも新しくなって素敵です。園芸ガイドをよろしくお願いします!
もう駄目だと、思ったり、まだやれると思ったり。先日亡くなった俳優、大滝 秀治さんのお言葉ですが、非常に心に響いてきました。限界ギリギリで生きて行くと、いうことなのだと思います。
さて、短い時間に言葉足らずな記事ですが、今日は、「GLOW HERB 」最後の校了紙チェック!そしてそのほかの締め切りも山積み。そして、風邪を引いた!あちゃー。耳鼻科を予約済み。カブちゃんを獣医に連れていくのも今日だったー。なので、読み流してね。
しかし、9月上旬に「キクの寄せ植えを」編集部から、連絡を戴いた時
今のスケジュールでは「無理だ」
そう思ったのだけれども、 チャンスを一度でも逃すというデメリットは、計り知れない。
悩んで悩んで。でも
楽をして切り抜けるなんてありえないし、とにかく万全に向かって走り抜けるしかない。今年の秋も2度とない。躊躇のあと、覚悟して「やります!」...........どうにかうまくいった。ああ、よかったー!
しかし、どうにも時間がない。心のゆとりもない。そのまた上に、高温の9月。良い苗が手に入らない。さらに出張留守も多い。(ただし秋は、半日陰に置いておき、朝、水やりをすれば翌日夕方まで持つ)最近、特に寄せ植え制作は、自分ひとりで作らなくてはいけないと思うようになってきた。上手なアシスタントさんも存在していましたが、効率ではなく、これもまた絵画作品と同じと思えば、横で、ディレクションした作品も、違うのかなと)
でも
大きな問題だと、思うこと、ひとつ。
植物の出荷時期。
常日頃、不自然に思いながらも、目にしている植物の出荷時期の違いについて、みなさまもお気づきでしょうか?
温室で開花した花が寒い時期に出荷されるのは、まだいいのですが、寒冷地で咲かせた花が、早めに熱帯地に出荷され、そのまま気温が高い状態だと、そのあと、どうなるか。今回、とちぎのわんぱく公園でも、そういう株があって、使えないものを買っていました。
実は、私の自宅の庭では、まだ菊は咲いていません。かなりの蕾の数は認められるけれども。
しかし今、園芸店に行くと、菊の鉢ものは既に終了か、咲き終わった菊が特売になっている状態なはずです。自然な開花状況ではないから、後でトラブルがおきやすい。
鉢植えの菊の出荷は、なんと!9月の敬老の日に焦点を絞って出荷されるそうなのです。
5月の母の日に集中出荷するのと同じですね。
これもやはり、寒冷地で短日栽培されるわけです。
(エクセレントマム ピコシリーズ、とてもかわいい!東北で育った株だそう。入手できたのは9月下旬。で、今は、ちょっと厳しい状態。それでも、どうにか、064 の液肥とバイタル剤を霧吹きしながら、切り抜けたけれども、こんなにかわいい花は、少しでも長く楽しみたい。今後は、涼しくなった時期の、10月中旬に出荷してほしいなあ)
で、東京の9月はまだ、夏である。それで出荷後すぐに株が痛みやすい。本来なら11月まで咲くものが、10月上旬で不調になる。
今年の9月はさらに、暑かった。お彼岸がすぎて少し涼しくなったと思ったらまた暑い日々、そして台風。厳しい自然状況のなか、秋らしい穏やかな寄せ植えを作るには、脇役の選択肢も少ない。花持ちが悪い。バッタも多い。
とにかく、自分に与えられているわずかな時間で、車で50分以内で行ける園芸店、ガーデンセンターを走り回ったが、いずこも、もうひとつだった。
寄せ植えを作る時、植物の色彩や形質に加えて、その品種ならではの「テーマ」も必要だ。
今回は、菊の花を引き立てるカラーフォリッジ。と、菊の花に似合うキク科の花たち。テーマが決まると、選ぶ植物の選択肢が少なくても、平凡な材料でも、バランスよく寄せ植えを作りやすい。
そして、関東地方、昨日は穏やかな快晴。
カメラマン、川部米応さんの写真は美しい。見て欲しい花の角度やモニターに写った時に感じる寄せ植えの欠点などを指摘していくと、根気よく撮り直しをしてくださる。やり直しをお願いするのは、心苦しいが、それを3度か4度。いつもそうして、寄せ植えの撮影をしてきました。そのキクの寄せ植えは、来秋発売。これもまた根気のいる長丁場の仕事です。今年に入って表紙のデザインやレイアウトも新しくなって素敵です。園芸ガイドをよろしくお願いします!
もう駄目だと、思ったり、まだやれると思ったり。先日亡くなった俳優、大滝 秀治さんのお言葉ですが、非常に心に響いてきました。限界ギリギリで生きて行くと、いうことなのだと思います。
さて、短い時間に言葉足らずな記事ですが、今日は、「GLOW HERB 」最後の校了紙チェック!そしてそのほかの締め切りも山積み。そして、風邪を引いた!あちゃー。耳鼻科を予約済み。カブちゃんを獣医に連れていくのも今日だったー。なので、読み流してね。