冬到来 星の王子さまミュージアム
朝8:30。箱根仙石原の星の王子さまミュージアムに到着すると、すべての植物たちが、霜に覆われていました。
なかでも、特に
目を奪われたのは、花びらにシュガーアイシングを施したような霜の造形です。
この春に施工したバラ園の土壌改良と施肥の効果で、まだまだ葉も落とさずに、ツヤツヤの葉に囲まれ蕾をつけ見事に咲き誇るバラの見事にただただ目を奪われます。
12月7日の箱根は、既に雪も降ったほどなのに、大変なエネルギーなのです。
ほかの植物たちも同様にアイシングシュガーです。
このように見た目が凍ってしまっても、気温が戻れば美しく咲き誇る花の強さ。本当に素晴しいですね。
バラの花壇の改良の話に戻りますが、バラだけでなく、他の植物の元気さにも驚かされます。
これは、ベルベリス’ヘルモンドピラー’ここにこの植物が植わって4年目。初めてこんなに立派な可愛い赤い実を見ました。今までのシーズンならすでに落葉樹のこの灌木は完全に葉を落としていました。
最初にご紹介した霜付きのバラ、ラバグルート、昼になり、本来の雰囲気に戻りました
実は、このたびの土壌改良の結果にて、ミュージアムのバラ園は全面的な土壌改良が行われました。ただし、この部分は先月まで普通の土壌だったので、バラは葉を落としています。なので、冬囲いがされました。作業は、Q-GARDENさん。これもまた素敵な雰囲気です。
花は咲いていないけれども。造形的な面白さにも気づいていただけると嬉しいのですが。
造形といえば、時々「なぜ枯れた花をつけっぱなしにするのか?!」と、時折評判の悪いアジサイアナベルのドライフラワーの立体感もみどころです。
そのすぐ横のセンダイハギの枯れ枝にも、白いフレーク付きの松ぼっくりを。
素手だとかじかむ寒さです。
沼尻さん作のハンギングは11月に作られたものがずっと元気で綺麗です。
球根を仕込んだ寄せ植えはここから徐々に霜に当たって葉が黒くなっていくでしょうが、立体感が残るよう心がけています。
いつも手一杯でリタッチのできなかった王子フィギュアの白いプラ鉢の白ライン隠しもやっと出来ました。夏は植物が繁茂するので見えないのですが、冬は気になっていました。
とにかく寂しいのはダメです。日暮れてから撮ったので暗いのですが、キラキラフレークの雪飾りを山ゴケに埋めました。後方で館長が雑草抜きをされておられます。館長自らお掃除をされる姿が印象に残ります。
疲れたときはスイートドリームで。冬だけの限定。すっごく美味しかったです。
これからの冬、花の美しさも素敵ですが、植物のフォルムの美しさにこころを癒されることがあってもいいかもです。ヴァージエアの「イギリスに行こう」ブログには、真冬も美しいトピアリー庭園のことを書いています。こちらもよろしくね!