NEW YORK に到着
ニューヨーク、JFKの空港に着いたのは、定刻よりも少し遅れて午前11時すぎでした。しょぼしょぼと雨が降ってあたりの景色はシャビーそのもの。
12時間も飛行機に乗るのは疲れますね。機内ではあまり眠れなかったので、息子に重い荷物を運んでもらいつつ、ぼーっとしながら二人でタクシー乗り場へ。イエローキャブなら大丈夫。と、思いながらも、乗り合いシャトルバスに客引きされつつ、それがどれほど安いのかより、信頼できるものなのかを迷いつつ、タクシーの運転手にホテルの名を告げた。ニューヨークには4度目。とはいえ、最後に来たのは、17年くらい前、あまり覚えていないので、初めて来た国と同じ不安感あり。
ぼーっとタクシーに乗っていると、タクシーがメーターを下ろしてないことに気付く!しかも高速を降りて治安の悪そうなダウンタウンに走って行くではないか。ボロボロの住宅群を抜ける。道が違うんじゃ?息子も不安そうだ。
運転手に「この道をあなたが選んだのは、高速の渋滞を避けてここを走っているのか?」と聞くと、事故渋滞でメインの高速が駄目だという。そうかあ。一応信じよう。じゃあ、メーターだ。と、思って「NYのシティセンターへの料金は一律58ドルですよね。で、荷物代は幾らになるの?4個で4ドルとか?」矢継ぎ早に質問、運転の荒いアフリカ系の男性で、車は外も中も激しく汚なかったう〜ん、折角「THE PLAZA」に泊まるのに。 150ドルでリムジンでお迎え。ってのにしとけば良かったか。いろいろ悩みつつのタクシー乗車。しかし、ほどなく、指定通りのホテルに到着。定額料金にチップを足し領収書も書いてもらった。取り越し苦労だったか。
でも個人旅行って、こういう心労が重なって疲れるのも事実ですよね。その点、バスツアーはいいですよね。来年の7月のツアーはまさに大名旅行です。手配のすべても、心配ごとも、すべて旅行社にお任せ。チャールズさんのお庭見てマナーハウスでお食事して、アウトレットでお買い物にも行きます。
(ハーくたびれた!ホテルのロビーにて)
さて、フロントについたのが12時すぎ。「あなたのご予約のお部屋はすでにご用意できていますが、ただ今特別に「ローズスイート」のお部屋を特別料金でご提供できます。アップグレードしませんか?」それは幾らかと聞くと、200ドル増しだという。4泊するので、800ドル増し。う〜ん。それは〜。悩んだのだけれども、長旅で判断力が希薄だったためか、フロントの奴が夢身心地な顔をしたので、じゃあおすすめに従います。と、言ってみた。話すと長くなるので、はしょりたいのだが、私はニューヨークのプラザホテルにずっと憧れていたので、まあ、一生に一度のことだからと清水の舞台落下状態だったといえる。
ところが、部屋の準備が整うまで、1時間待てという。ロビーで自分で飲み物を注文して待った。こういう時、こういうレベルのホテルなら、ホテルからのコンプリメントで、シャンパンくらいでるのになあと、思いつつキャッシュで支払い。しかも、いちいちチップを15%は面倒ですな。
さて、1時を過ぎて、部屋に通された。
え?こんな部屋で、ローズスイート!?私はポーターに言った。期待通りの部屋じゃないから、予約してあった部屋に戻して欲しいと。予約よりも800ドルも多く払う価値なんてこの部屋にない!と、きっぱり言った。慌てたポーターは、フロントに電話。だってこれならスタンダードルームの感じです。やはりニューヨークは世界で一番ホテル代が高いというのは本当だと思う。悪名高いロンドンのほうがましです。金額に見合ったホテルだと納得できるけれど、ここでは「???」の連続だ。
「では、200ドルだったアップグレードを半額にいたします。普段は1200ドルのお部屋ですので、そこに900ドルで泊まれるあなたは大変ラッキーです」ほんとうかな?
うーん、もう思考能力がありません。あとでなんだかいろいろ反省するのだろう。
(最近はiPodから部屋の空調、光の照度ほか、いろいろなファシリティがコントロールできる。驚き)
と、いうわけで、個人旅行につきものの、いろいろ細々。なんだかばたばたしてる間に、日が暮れてしまいました。ホテルのとなりにある、大好きなデパート、BERGDORF GOODMAN ではバーゲンセール開始中。デパートの中が撮影できないのですが。本当に素敵なデコレーション。キラキラ輝いて。
左が BERGDORF GOODMAN 、右がTHE PLAZA その右がセントラルパーク。
ニューヨーク!素敵なんですが、息子は銀座にいるみたいだね。という。違う!
5th Av. 右がティファニー。というと、ふと向かいに目に入るMIKIMOTO。あとはヴィトンにプラダに。そういえば銀座にある店と同じですが。.....でも違います。
すぐにはニューヨークらしさに出会えないかもしれませんが、とりあえず、無事にホテルお部屋で寛ぐことができました。続く。