ガーデン・デザインって何でしょうか?
この時期ですから、チェルシーショウ関連の画像がいろいろなところで見られます。そもそも、ガーデンデザインのあり方を考えるのにもよいチャンスですね。
私は、園芸家ではありますが、基本は、骨の髄までデザイナーだと思っています。だから、チェルシーのガーデンデザインには、さまざまなポイントから眺めても、学ぶべき点が多いにあるのですが...。
やはり、花が大好きなので、デザインに「花」がないのは、淋しいと思ってしまいます。もちろん、花のないガーデンデザインにも素晴らしいものがたくさんありますが、どうなんでしょうね。そこ。自分の価値観にマッチしないものを見たときの反応について、考えてしまっています。
他の人たちも、この花の少ないフラワーショウの庭を、本当によしとしているのかな。聞いてみたい。
すべての庭の動画が観られるわけではないのですが、たとえば、ガーデンのスポンサーのサイトでは、画面一杯にショウの構成がよくわかる動画を公開しています。たとえば、ロジャープラッツさんのデザイン。構造デザインに新しさはないものの、じっくりと見せてくれる動画あり。
ロジャープラッツさんは、16年ほどまえのガーデンショウでも見事な花の庭でした。私はNHKの番組取材で、そのナーサリーも訪ね(殆どカットされていましたが)、あらゆる種類の宿根草や一年草などロマンチックな色使いに感心しました。自分の会社で植物を栽培するところから始められることに羨ましく思ったことです。ビデオ画面でも話していらしたけれども、今年は寒くて、花の開花が難しかったのかもしれないですね。繰り返すようですが。ショウ全体に花が少ない。トレンドなのか、気候のせいなのか。フラワーショウなのに、ガーデンデザインショウという風情。どうなのでしょうね。
クリストファー・ブラッドレイ・ホールさんの作品が、大好きです。1997年のチェルシーショウでベスト賞を取ったことで、取材にも行きました。その時は、特に花の見せ方が素晴らしかった。今年もカッコいい!庭ですが、花がない。私はどうしても、もっとお花の庭が見たいと思ってしまいます。今のチェルシーは、「そういう流れ(花を植えない)」ということでしょうか?ちょっと淋しいですね。それでも、見たいですが。
(2011年の英国ガーデンツアーで訪ねたクリストファーブラッドレイホールさんの庭。こうした、一般公開をしていない庭を訪ねるときは、ガーデンデザイナーのサイトから庭を探し、現地のコーディネーターさんにアポイントの交渉をしてもらいます。今年は、そういうわけで、チャールス皇太子の庭のデザインをした、そのデザイナーのデザインした個人庭を見に行きます)
The Telegraph Garden
- Sponsored by
The Telegraph
- Designed byChristopher Bradley-Hole
私はやっぱり、、クリストファー B ホールさんのデザインがベストでしたが、みなさまの、ベスト・イン・ショウの庭探ってみてはいかがでしょう? YouTubeなどでもたくさんの動画を観ることができます。リンクしようと思ったら、テクニック的にうまくできませんでした。スティック&ドラッグで触ってみたらいろいろ観られそうです。
さあて!今週は、洋服のデザインに集中する週。気持ちを、庭からアパレルに切り替えます。
最後の写真は、箱根星の王子さまミュージアムの初夏。6月20日には、クラブツーリズムのガーデンツアーがあります。来月は、いろいろと満開!の予定です。東京よりも一ヶ月遅れですので。