旅行から1ヶ月:3
今回の旅行中、本当に嬉しい気分で過ごせたのが、コッツウォルズで2泊したエレンボーパークホテルでの時間。ホテルの滞在だけでも、旅の価値を感じるし、なんとかして、グループ旅行でも、実行して欲しい。と、ずっと旅行社の方に、お願いしていた。それが今回初めて叶ったんでした。
でもすみません。こうしたマナーハウス的ホテルは同じ部屋が少ないので、部屋のファシリティが違うはずです。その点、きっといろいろあったかもしれず、ごめんなさいです。
おや!部屋に入ってみると、手描きの挨拶文が?!と、思ってよおーく見ると、手描きに見える印刷レターでした。でも、ちゃんと、私の名前も入っているし、こうした挨拶文、発見するだけで嬉しいです。
ロビーやシティングも英国的くつろぎ感、素敵!ここを通って、メインダイニングへ。
お料理、美味しかったです。軽めにあっさりとした仕上げだったので、夜遅い食事でも消化できた感じ。
サーヴィスのスタイルもちゃんとしていた。
コーヒーが出た頃合いに、明日のチャールズ皇太子の庭のインヴィテーションが渡された。ワクワク!気分が上がります。立派な箱で、大切に持ち帰りました。この箱に、旅の思い出書類をしまおうと思って。
ちゃんとしたホテルなので、昼のベッドカバーと、寝る前のベッドメーキングが異なる。
翌朝、枕において置いた1ポンドはそのhの夕刻、横のチェストに戻されていた。こういうサーヴィスも好き!
フルーツやハム、チーズは、バイキングで。
朝ご飯も素敵だった。私は、最初にポリッジを。グループツアーでも、それぞれの人が好きなメニューを頼めるので、普通のイングリッシュブレックファストを頼まないで別のものを頼むこともできて、ワクワクどれにしようか迷う。
普通のイングリッシュブレックファスト。ちゃんとブラックプディング(豚の血のソーセージ)とカンバーランド・ソーセージ(もしかしたら、コッツウォルド・ソーセージだったか?忘れた)もついてる。
オムレツを頼んだひと。エッグベネディクティンを頼んだひと。いろいろあって楽しい。
私は二日目の朝は、エッグ&ソルジャーを頼んだ。枕木のようなサイズに切ったトーストがソルジャー(更新する兵隊)というわけ。
玉子の上のところを開けて、ちょっと塩をして、そこにソルジャートーストをディップして食べる。
自分の家でも簡単にできるけれども、好みの玉子の堅さで出してもらうのが嬉しいのよね。
私は、実は、ほかのひとがいうほど、イギリスでまずいものを食べたことがない。まずいものを出しそうなパブとか、あったけど、そういう店には近づかなかった。でも、イギリスの食事は「コンフォート・フード」だと、思う。官能的なおいしさはないけれども、気楽なおいしさ。そういう点で7年住んでいて。イギリスの食べ物にはわりと飽きなかった。日本食レストランもついに行かず。あ、一度寿司屋にいったかな。
いいホテルだった。レストランもよかった。また、同じ所に泊まりたいなあ。と、思うけれども、イギリスは本当にこうしたレベルの、ホスピタリティのちゃんとホテルが多くて、いろいろなホテルに泊まる楽しみもあり。
個人で旅行する方におすすめなのは、グレーブタイマナー。イングリッシュガーデン生みの父と言われる、ウイリアム・ロビンソンの自宅だった。いわば、ここで、花のイングリッシュガーデンが生まれた。
むしろ、彼の時代は、整形式のスタイルのままではありましたが。
ここは、水がいいんです。お風呂の水も、ミネラルウォーターのいい奴に入ってる感じで。
夏の夕げ、気温がぐっと下がる頃、シャンパンでほろ酔いで、庭や周辺の田舎道を歩くのは最高の心地。ガーデナーにとっては、グレーブタイマナーの、聖地のような庭を、早朝も、夕方も、独占できるので、素晴しいのです。ここはまたぜひ行きたい場所。2泊くらいできたら、命の洗濯になりそうです。
実は、来月のヴァージンエアの「イギリスにいこう!」には、イギリスのホテルのことを書きたいと思っていて、このグレーブタイマナーはその筆頭にしたいと思っていたのです。
グレーブタイのサイトでは、花の庭の動画も見られるので、時間のある方は見てみて。