美味しいイギリス

「益子のおいしいもの」に続いて、「イギリスのおいしいもの」をご紹介です。
20数年前のイギリスと明らかに違うこと、それが食べ物です。温暖化とかECとか流通とかコンラン卿の台頭とか、実にいろいろな事情が化学変化して、今やイギリスで美食をしないなんてことはあり得なくなった。第一、屋外で食事なんて!20数年前は、あり得なかったわ!!!

お庭の食事にピタリのお洋服のT様。さすがロンドン在住数十年でいらっしゃいます。
ところで、いいか悪いかなんともいえないけれど、ロンドンで食事をすると、店で働く人々が、イギリス人ではない率90%という気がする。 みなさま、とてもフレンドリーで。この笑顔が素敵な男性は、日本語も上手ですが。
とにかくピーターシャムナーサリー、席の確保がひと苦労です。しかし実においしい。野菜がふんだん。

でも、その上を行くのが、ディナーバイ・ヘストンブルメンタール。 ここの予約の取れなさといったら、チャールズ皇太子の庭見学以上に難しい。と、いう印象です。曜日にもよるでしょうが。
今回も交渉につぐ交渉で、情熱的に予約獲得していただいたおかげで、席にありつく。(Mさま。その節はありがとうございました)
そして、結果は、やっぱり凄い。おもしろいのがメニューで、中世からのメニューを基盤に構成される英国料理の再構築。ちなみに、夫の質問に答えている、このウエイトレスも英国人ではありません。明るいけれども、これで、夜の7時です。

私のメーンディッシュ、ヘレフォードのプライムビーフ。1830年のレシピから。肉の焼き加減最高。私は、霜降り肉が苦手なので、こうした、脂身の全くない Lean meet がBest 。付け合わせはフライドポテトだったのをマッシュドポテトに変えてもらった。
イギリスでモダンブリティッシュ系のレストランに行ったら、絶対に注文するべきなのが、このマッシュドポテトです。とにかく、これも夢に見る美味しさ。フランス料理なら生クリームにするところをオリーブオイルで作る。 家でなんどか挑戦するも、いまひとつ。

鴨肉のコンフィにフェネル焼き。1670年のレシピがベースだそうです。

デザートもそれぞれに素晴しかったです。お気づきと思いますが、このレストランは白いテーブルクロスがありません。と、いうことは、ドレスコードがカジュアル系。なんとなく気楽なムードで最高の料理を楽しむという基盤がある。でも、おしゃれはするに限ります。
次にロンドンにいくと決まったら、まずはレストランの予約が先決。次にホテルの予約です。

(ホテルのアフタヌーンティーも要予約! ミルクファーストの図です)
私は自分でする場合は、 toptable というイギリスのレストランの予約サイトから、レストランの予約をします。新しいレストランの情報もこのサイトから手に入れられるので、イギリスに行くなら、時代の先端を行くようなおいしいレストランにぜひ!
また、次にロンドンに行くなら「The Botanist 」というレストランに行きたいのです。ここでの朝食もいいらしい。もしも、行った事がある方、いらしたら、感想を教えてくださいましね。