庭も劣化?
(春はいいんですけれどもね)
先日、ファッションブログのほうに、長いこと人とも逢わず、緊張感なしで、べったりと家で過ごしていると顔が劣化する。という話を話題にしたのですが、ふと思った。
庭もそうだなと。
誰かに魅せるつもりがないと、庭もダラダラする。
というか。特に、今まで暑かったし。いろいろなエクスキューズが限りなく、湧いて来て。要らない植木鉢とか、適当な場所に置いてあって。夏はダメです。まだまだ蚊も多いし。
でも、やっと涼しくなったので、ここらで頑張って綺麗にしようと、と、そこで思うのが、証拠写真です。庭にお客さんを呼ばなくても、ちょっときれいにしたら写真を撮っておこうとか。写真が撮れるくらいまではきれいにしようか。と、いった、そういう目標ですね。
たとえば、ビフォーアフターの写真を撮っておいてもいいですよね。ついつい綺麗なものは写真に撮りたいけれども、普通の状態は写真に撮りそびれます。 寄せ植えなんて、作ったら、絶対に写真を撮っておくべきですが、最初の段階とピークのときと最後のときと。
(花のアップの写真でごまかす)
写真を撮るとその景色を客観的に見ることができる。自分の顔もそうですよね。写真や動画などでみるとすごいがっかり、でも、それが客観ということで。でもまあ、そのうち「撮られ方」を研究してうまく撮られる術なんかも百戦錬磨次第ですが。
ま、いずれにしても、客観力というか、インディペンデントな自分との付き合いのノウハウというか。
さて、話が微妙にずれるかもしれないけれども、東京に暮らしていて、中央区や渋谷区の目立つ場所の公共の街路樹に感心。とてもきれいです。緑のある環境を「片付いて見せるためのデザインだったりメンテナンス法にも。やはり、「よそいき」の場所はすてき。東京駅丸の内皇居周辺なんかも素晴しいですよね。
イギリスとは違うそのスタイルに今更ながら感心します。
実は洋服のデザインの仕事を初めてから、都心で過ごす時間が増えました。自宅が遠いので(朝の渋滞だと2時間かかる)、そのまま渋谷区内にあるマンションに寝泊まりする機会が増え、そこからいつも見える景色、借景が非常に美しいのです。おそらく東京オリンピックのころのデザインだと思うのですが。ユニークで素敵です。
(30度を超える気温のなか、雑草取りと剪定作業が朝6時から始まる)
30年でも40年でも生き伸びる緑の環境デザイン。素晴しいと思う。草花中心の庭では、それが難しいですからね。
次の東京オリンピックは、どなたが造園デザイナーとして活躍されるのでしょうね?オリンピックの決まったとき、まっさきにそれを思いました。