秋の仕事と、秋の植物
秋の庭仕事といって真っ先に思い浮かぶのは...? 球根を植えるのは
今!というか、もっと前から植えてる方もいらっしゃるでしょうが、パンジーなど、良い感じの種類が出ていますね。
7月からずっと咲いていたガイラルディア。まだ綺麗で、これからいくらでも咲きそうな気配。寒くなればパタッと終わりそうですが、いい花です。こんなにいい花なのに、あまりどこにでも売っているというわけではなくて、残念です。東京では、11月の末でも、ベゴニアがきれいに咲いてたりします。
9月のテレビ放送の寄せ植えに、青系〜紫系の花が必要だったので、買っておいたペチュニア。1ポットだけ、あぶれていたので、放送後、自宅で植えてみた。まだまだ9月でも、なぜか、出荷されるペチュニア。でも、これってどうなのか。仕事上、必要だから買うのですが。何度か、9月出荷のペチュニア植えてみたことがある。やっぱり、気温が下がる方向だと、あまり咲かない。気温がまだまだ高かった9月、最高に日当たりの良い場所で、最高の土と肥料で植えても、やはり気温は下がる方向。ツボミはあるのに、花はいまひとつの咲き方。下の写真は、春植えの梅雨前のひと株。気温が上がって行くときに植えた方が、やはり....。
たったひと株が、立派に大きく咲くのは、やはり、GWの頃に植えて初夏を迎えた株ですね。
今、ピエト・アウドルフさんのことを書くのに、4冊の本を読み耽っています。非常に影響されます。
庭のサステナビリティ。特に秋になってもまだ見所のある植物というのが、魅力的。上はセダムの初夏。下は同じ植物の秋。もちろん、春最初の、芽出しのときも素敵ですが。
先日もご紹介しましたが、春〜秋まで、季節の変わる様子と一緒に変わっていく植物の姿。こういうのがもっとも好きな庭にありたい植物。
ピエトさんもいってますが、ここに美を見つけるかどうか、それは、それぞれの人の好みや発見力による。
番組のインタビュー。このピエトさんのアトリエ、素敵です。ツアーで行った際、なかを自由に見せていただき、感激でした。素晴しくミニマル・モダンでした。
たしかに、ニューヨークのハイラインには自然な雰囲気があった。たしかに。でもこんどは、エキナセアの咲く夏に行ってみたいです。私がこの間行ったのは、真冬でした。それでも、アートフォームを感じましたが。いずれにしても、このひとに仕事を頼むNY市も、いい線いってると言う事ですね。
今、来年の「国際バラ」と「はままつフラワーパーク」の基本デザインをしています。アプローチの全く違う2つの庭。海外の事情やニーズとは、これまた違う仕事をしている自分でもあり。しかし、取り入れられるところは吸収して、あとは、さまざまな経験や、時代の空気や、自分の感性がぎっしりと混ざったときに出来上がるものは、その時に手に入る植物やスタッフや、本当に複雑な条件が混ざり合って、うまくいったとすれば奇跡のようだと、いつも思います。うまくいかないことも多かったわけですが。(笑)