半年後を楽しみに
さて、昨日は、たまがわガーデニングクラブの実習講座でした。
ご参加下さったみなさまありがとうございました。
世界じゅうからあらゆる球根が手に入る時代です。本当にいろいろ。
写真の紫色の花は、トリテレイアです。野放し球根の代名詞。(昔はブローディアと呼んだ)私はこの花が自宅の庭で、ハナニラのように野放しで咲くのをとても気に入っているのですが、あまり知られていないように思い、今回はこうした球根を使って最後の講座としようと思いました。
私にとって、最後になる寄せ植え実習講座。やっとひとつ、肩の荷がおりましたが、講座に参加された方々のお庭でどんな風に育っていくでしょうか?
まだ、それはそれで心配ですが。
なかなか、29名様全員に、10種類の球根の植えるコツをお話したとして、伝わりにくいというのはわかっていたのですが、うっかり聞きそびれてるって、多々ありですよね。
オランダelhoのバケツは、青山のtool boxさんから。培養土は、株式会社タクトさんから「ストレスフリーの土」(特に球根栽培には威力発揮)
球根をくっつけないように、1センチは間を空ける。とか。
5センチの覆土ができるだけのスペースを残しておくとか。一度所定の位置にセットしたら、1球1種だけ反対側に植えてみるとか(咲いた時に自然に見える)。アネモネだけは覆土1センチ、他の9種の球根の覆土の後、後から植えるとお話しても、うっかり聞きそびれるって、あるんですよね。しかも、私がばあーっ!と話してしまうと伝わりにくかったり。だからこそ、全員に伝わるようにお話するのは、難しいと、いつもいつも感じます。だからこれが最後で本当にホッ。
ああ〜大丈夫でしたでしょうか?乾燥に強い球根としっても生育期は水が要る。水やりは表面が乾いたらたっぷりと。パンジーは水やりのためのシグナルで植わってます。
先週、こちらの講座に使う為のパンジー苗。北海道、コテージガーデンの梅木さんから、見事な苗が届きました。マリポサ’ピーチシェード’です。市場で買う苗は素性が不明なので、梅木さんの苗なら安心。
それをずっと私の庭で活力剤のVRNA とヴィコント056の500倍溶液に浸けてエナジーアップさせておきました。左に見えているのは、以前、私がイギリスで買ってきたアンドリュークレースのプランツタグをおまけにしました。ここに植えた日付を入れてほしくて。
さて、大事なことを話そびれていたかもです。
今回使った球根は、ほぼ、次の年もその先も咲くタイプ。
来春のすべての、開花が終わったら。
パンジーは地上部をカット。球根は、葉が黄色く枯れてなくなるまでは、土の表面が乾いたら水やりを。
完全に葉の栄養が球根に戻ったら、
空間に余裕のある庭/そのまま風通しの良い場所で自然放置。雨が当たっても可。しかし、乾燥には強いが根腐れしない場所で。
ベランダガーデン等/一度広い場所に広げて球根を回収。風通しの良い陽の当たらない場所で網に入れて秋まで保管。秋に植え直す。
地植えのスペースがある場合/一度広い場所に広げて球根を回収。水はけの良い場所に植え直し(アネモネは秋まで待つ)。その際、植え穴に、今回使用した培養土を球根の下10センチ程度の層で敷く。
生き物の管理、やはり、難しいところがありますよね。
(この写真の寄植えは、ある年の秋に、群馬県甘楽町で講座をしたときの教材でした。私も講師として作って我が家で管理しておいたものが、春にきれいに咲いた。こういう結果がでると嬉しいです)
さて、最後の寄せ植え講座とお話しましたが、お話だけの講座は、今後もあちこちで開催する予定です。以前にも書きましたが、私の方で材料を購入し複数の人数分を均等に用意して実習をするのは、手間(探す他に支払いや銀行振込等も含めて)負担が厳しくて、今まさに、元気で生きている時間に限りがあると感じ初めている私には、自分の目で集めて揃える実習材料収集オーガナイズは、今後避けたい時間の使い方のひとつでありました。
今後は、庭と洋服のデザイン、講演会、エッセイの執筆に、出来るかぎりの力を込めて行きたいと思っています。(ちなみに、池袋のコミュニティカレッジの「手仕事の楽しみ」Shade YOSHIYA KEIKO プリゼンツ・ストールのウール刺繍は、3月29日に決定しています)
今後とも、よろしくお願い申し上げます!