M&B フローラさんの展示会にて
星の王子さまミュージアムに植えさせて頂いているお花、それでお世話になっているM&B フローラさんの展示会に、行ってきました。
写真は、夏は大きな木の下で、日当たりの悪い王子フィギュアの花壇。ここにインパチェンス、フィエスタシリーズの”サルサレッド”を植えました。八重咲きのインパは、時々「これはバラですか?」と、聞かれることがあります。これは植えた直後のことで、これからひと夏をかけて大きくなるのが楽しみです。
この日は、千葉県内の他の種苗会社も展示会を開催中とのこと。他の種苗会社のも行きたかったのですが、あまりにも時間なく。そして、千葉は近くて遠い場所。往復6時間もかかってしまった。でも、その甲斐ありました。見渡す限りの花を見る。って、やっぱり、なんというか気分が発奮する。というのでしょうか。盛り上がります。花からたくさんのエネルギーをもらいました。
(耐陰性ならお任せのインパチェンス。これはその名も”パッチワーク”。
星の王子様ミュージアムにも、日当たりの悪い箇所にたくさん植えました!あまり日当たりのよくない箇所で、このように華やかな色が楽しめるのは、ありがたい。中の白斑が妖精みたい)
そんなわけで、次の仕事に使いたい、たくさんの花達と出会った次第。
さて、私がデザイン管理する観光庭園では、たくさんのお客様の目を楽しませるために、華やか。花やかであること。開花期の長いことが大切です。老若男女、みんなが楽しく、花とアイコンタクトできる品種が必要なのです。以前は、私の好みで植えてしまって「地味ねえ〜」などと言われ、終わってしまうことがありました(笑)。
でも、花がたくさん咲く。ということは、それだけに、花殻摘みなど、細かな管理が重要になります。だから、インパチェンスのように、あまり神経質に花殻摘みをしなくて良い花は、助かります。
ペチュニアは、花殻摘みが肝要。そうはいっても、ペチュニアの元気さ。花殻摘みが趣味の私は、何千何百と花殻摘むのは降参ですが、一度に20〜30の花殻摘みなら、これもひとつの楽しみ。
写真は、ペチュニア ”ギュギュ” 。本当にぎゅぎゅっと咲きますね。
日当たりと風通しは必要ですが、やっぱり、楽しいペチュニア栽培。
ひと株でここまでいけば、自慢したくなる、自画自賛のためにあり?
ストライプ咲きのハイブリッド・ペチュニア。5つ星コレクションシリーズの”チャチーンチェリー” や ”ブルースターダスト”など。それはそれは華やかで、見ていて楽しくなります。
私もこの初夏、このシリーズでたくさんの寄せ植えを作りました。それは、来年の春発売の園芸ガイドへ掲載させていただきますね。
植木鉢の色や脇役の植物次第で、個性的な寄せ植えが出来そうなベリーベロア。アメリカで大人気の品種だそう。かなりPOPな色合いの寄せ植え。を作ってみたくなりますね。
かと思うと、黒いペチュニア、”ブラックベルベット”も素敵です。この品種、花が大きくて立派です。今我が家でも、同じ品種が大きく大きく育っています。
去年、育ててみてファンになった ツンベルキア”アフリカンサンセット”。ツル性で生育旺盛なので、緑のカーテンに良さそうです。
アサリナ”ミスティック”。こちらも、緑のカーテン向き。ゴーヤとかヘチマのカーテンもいいけれど、花のカーテン、楽しいです。室内のカーテンの色などと、カラーコーディネートしたい。
切り戻し次第で長く楽しめるネメシア。花色が優しくてステキです。
自然に”編み込み植栽”(植物が混ざり合って咲くように工夫)が、できてしまう枝張りのよいユーフォルビア ”ダイアモンドフロスト” 。白斑の入るアイビー・ゼラニウム”フォーカス・レッドアイス”と一緒にこんな風に咲かせたら、嬉しくなりますね。私やっぱり、ゼラニウムが好きでヨーロッパの景色を思い出します。
自宅では自分の趣味で、常に、ホワイト・ゼラニウムを咲かせていますが、今年は、白のハイブリットゼラニウム、”ダブルテイク”を植えました。花が散りにくい性質の品種で、我が家の階段室のサンルームでも活躍中です。花びらって、案外掃除が大変です。
これから先の季節は、暑さや乾燥に強い品種を撰ぶのも、ポイントですね。
最後に登場は、とっても花の大きいアンゲロニア "アークエンジェル"。
アンゲロニアは、夏の暑さに強いので、頼もしい夏の花です。コンテナで育てる時は、マグアンプを少し多めに入れることで、開花も旺盛になります。もの凄く暑かった日は、その夕方に活力剤などを葉面散布するのもいいですね。アサガオなどに顕著な結果がでますが、日暮れ後にたっぷり水をやるとツルが良く伸びる。それと同じで、日暮れ後に水をやると茎が長くなる傾向(徒長の傾向)ってあるように感じます。
いよいよ夏ですね。