リレーティブ・カラーズ
7月、まだまだ夏の入り口という感じの月ですが、秋植え植物の発注や予約は、今が最盛期です。
来年の春の花壇をどんなイメージで作り込もうか。いろいろとアイデアを巡らせています。チューリップは、何百球にもなりますので、その色彩のイメージは、大切です。
それには、画集を見たり、本棚のさまざまなビジュアルの資料を見ることが多いのですが、今年の英国ガーデン・ツアーをした際に、行く先々で、さまざまなガーデナーにいろいろな質問をしていましたが、そのなかで、とても心に残ったひとことがありました。
それが「リレーティブ・カラーズ」でした。
私も、花の庭を作る時には「色彩の繋がり」を、非常に大切にしています。色彩の相関関係がしっくりといっていない庭は、ゴチャゴチャして見えますので、うまく色は繋がるようにしています。
特にコンテナなどは、植木鉢と花の色彩の「リレーティブ」感は大切ですよね。
洋服もそう。なにかしら、靴やトップスとの色の相関関係は、考えることとなります。
そして、さらに美しさが映えるのが「相関関係」に対し「補色」。反対色で色の対比を考えることで、個性的な花壇や寄せ植えができる訳ですね。
今、個人的には、白色に近い淡いパステル色が最も使いたい植物。光を感じる明るい色に対し、陰を感じる濃色でコントラスト。ちなみに、この、ベルケア・パープレア、来年、はままつフラワーパークで大々的に育ててみたいんですが。どうなるか。やってみないとわからないです。出荷はこの10月、早く数を抑えなくては!