一ヶ月前の今頃...英国
一ヶ月前の今頃...、英国ガーデンツアーの最中でした。訪ねた庭は、どこも素晴らしく、甲乙はつけられないのですが、ひときわ心を夢見心地にしてくれたのが、パーラム・ハウスでした。
やはり、女性の考える植栽は、自分の考える植栽に近いものがあって、これは、ひとつの共感というべきか。
実は、↑ この写真は、1997年 3月に発刊された「吉谷桂子のガーデニングスタイル(学研刊)」の裏表紙です。やはり、私が写真を撮り、このページも私がデザインしました。この写真を撮った時点で変な言い方ですが「凄いスクープ!」と、思ったものです(笑)。
これは、1993~97年にかけて、英国中の庭を猛然と回っていたとき、パーラムハウスのシェッドで見つけた景色ですが、どんな写真よりも好きな景色でありました。一種、庭の写真を、撮るのは大変に難しいので、アンドリュー・ローソンさんみたいに夜明けの庭で待機するわけでもないので、そう簡単には思い通りの写真は撮れないわけで。
そして、あー、いつか、自分も、こんなふうにガーデンツールをシェッドに吊り下げたい。と、思ったものです。
↑ 2014年の夏、一ヶ月前にここを訪ねた時も、同じようにあった。最初の訪問から、およそ20年が経過しているのに、同じ。素晴らしい。...まあ、よく見れば、少しは変わったのかもしれませんが、(昔の方がリアルな、そのとき、本当に使っている。といった道具たち。今は、全部アンティークで、ちょと飾りっぽいかしら?)
とにかく、女性の色彩感覚の植栽は、まさに、自分が願うビジョンそのものというか。いいな、いいな。と、思うわけです。
いいないいな。パーラムハウスは、フラワー・アレンジメントも素晴らしく、屋敷のなかに飾られた手芸品や工芸品のアレンジスタイルも見応え十分。
そして、今は、毎月ここを訪ねたりできませんが、それぞれの季節をうまく捉えて植栽が計画されていて、秋の雰囲気、9月の植栽も、フラワー・アレンジメントも素晴らしい。行ける方はぜひ!
パーラムハウスは、フラワーアレンジのセッションもあり、申し込めば参加できるようです。行ってみたいですね。http://www.parhaminsussex.co.uk