近況報告
台風大丈夫でしたか？大丈夫じゃなかった地域もあったかと思います。大変だったのでは？
星の王子さまミュージアムの庭では、ダリアの茎が、折れに折れた。悲しい。でも、まだ、次の芽がでそうなら、思い切って切り花にしよう！即効性のある液肥で追肥して。
ダリアなど、秋の花は、この茎の長さが命っていうところもあります。庭景色をつくるうえで、この長さが美しさでもあり。
明日は、星の王子さまミュージアムで、秋冬庭の準備です。
最初は、１０月１０日の予定だったのですが、事情あって、明日、８日（水）になりました。一足早い秋が箱根仙石原に来ているようです。
今の時期、市場の出荷もいろいろで、このあと３ヶ月は咲く花も少なくて、難しいですね。
もう、ストックや金魚草もでていましたが、花の選択が難しい時期です。パンジーはまだ少しだけ先ですしね。
ところで、まあ、これは本来なら、ファッションブログだけに書くべきことなんですが、どうしてもガーデニングブログに書きたいことがあります。
愛すべきレアな品種。ヘレボラス・トルクァタスなどを描いた私の作品（洋服）が、今年、有名ブランドから盗作され、世に出ていてびっくりのトピックスです。これは非常に複雑な気持ちですが、そこでガーデナーのみなさまに聞いて頂きたかったこと。
事の発端は、先日のテレビ番組にタレントさんが着用されて出演されたことから、それがわかったんですが。 そこで多くの方が連絡をくださったんです。画面の写真まで撮って送ってくれた方もあり。
あらまあ！ということなのですが。
さっそく、このプリントを作ってくれた染色工場に電話すると、この同じものがその工場に持ち込まれ、これを同じものを作って欲しいと依頼がきたそうです。これって、訴訟問題かもしれないのですが。そのあたりの難しい話は割愛。
「花が描かれた服」を着るとして、それがどんな季節に咲く、何という名のどんな花なのか、興味もなく知らないで着る「花柄」ではなく。
欲しいなあ、と、思ってもなかなか手に入らない、ヘレボルス・トルクァタスを服にして、それを着る嬉しさ。そこまでわかってコピーを作ってはいないだろうな。と。
だからそれは単にファッションではなく「生き方」みたいな事。この花の柄は、それぞれに学名もちゃんとあるのですが、そんなボタニカルプリントを着ることは、ガーデナーの特権かなと。
そんなガーデナーの特権を、今後もいろいろ作って行きたいと思うのですが、実は、ヘレボラスほどに、絵にしやすく、おもしろい品種もいろいろ揃う花の種類って、案外少ないものだなと。さまざまなボタニカルプリントを描いていて思うのです。やはりヘレボラスは大好きな、素晴らしい植物です。
写真は上下とも、2014.10.7撮影 駒場東大にて。
これは、ガーデナーズ・プルオーバー。これをイギリスで着てたら、すごい勢いで話しかけられそう。そういう、心を繫ぐようなアウトフィットを、ガーデナーのために考えて行きたいと。園芸家、ガーデンデザイナーである部分を活かしつつ、昔とった杵柄で仕事をしているヨシヤであります。近況報告でありました。
