3の連続で/はままつフラワーパーク
この下には、球根が植わっています。春が楽しみですね。事前に植え方説明会をして、「三角の連続でジグザクに植えると、自然に見える」を合い言葉に、とても上手に植えていただきました。
この場合、眺める視点になる場所から再度、見直し、一直線に見えてしまう場所がないように「見直し確認」をすることも必要です。
三角、という話の続きでは「3ポットでひと株に見えるように」は、植えて間もなく迫力にかける花壇でも、3ポットでまとまりをだすように植えることで、ごちゃごちゃ感を減らすことができます。
これは、ドリフト(流れ)植えをするための、線書き。今回、ここでは、「サツマイモ」に似た形の連続のドリフトにするために、いくつもの「サツマイモシェイプ」の植え位置マークをつけました。このなかに「何番のチューリップを三角の連続で配置してください」と、お願いするわけです。
短い時間に、たくさんの球根を植えるために、たくさんの方々に手伝っていただきます。そのために、より一層わかりやすい言葉を探して、効率よく植えるためのノウハウも少し筒づつ編み出していきました。
それでどんどん植えていくとサツマイモ型のチューリップの位置も徐々に見えなくなりますが、これは開花した時にそこだけ色のトーンや花のフォルムが違った花が咲くようにしてあります。しかし、株間を25センチ!手の平を一杯に開いた親指の先から小指の先以上は開いて植えたいと話ていますが、疲れてくると、株間を縮めて間配り(適当な間をおいて配る)してしまう傾向があり、今度からテンプレートを用意しようかと思ってしまいます(その分時間がかかるでしょうが)プロはスピード勝負ですしね。
愛知からアリスガーデンさんにもお手伝いをお願いしました。日本では知られていない、イギリス式の植え付けの定番がすぐに通じるので、助かります。
今年の春の様子。そうとう注意深く株間を開けたのにも関わらず、もう、ぎっしり!春の成長は著しくて。
これは、イギリスの冬の花壇。素晴しいランダム植えです。下にチューリップ。見えているのはワスレナグサか。相当、狭い株間でやってますね。私だったら、やり直し!っていいたくなる。でも、イギリス、春がいつまでも寒いからね。浜松でこれをやったら、4月はやたらに蒸れるだろうと、つい思ってしまいます。
ああ、これは、植え付け前の様子。気が遠くなるような数の多さ。発注したのは誰だ!と、怒りたくなる。はい、全部、吉谷が悪い。でも、ほぼほぼ全部植え付けた。この写真は、大したケース数にみえないのですが、このケースが延々、球根が4000球以上、宿根草+パンジー類が3000鉢、向こうまで続いているので、あまり見えませんが、数は、中之条よりも半数から1/3なのですが、複雑で巧妙な配置なので、時間がかかってしまいました。
あと少しで終わるかな〜っと、いうところで、女子チームだけで記念写真を。男子チームも5名ほどいらしたのですが、ちょっと離れていたので、全員で撮れず残念。はままつフラワーパーク、春の庭。ぜひ観に来てくださいね!
春に植えたジキタリスが咲きのこっていました。お花って、本当にかわいいですね。