吉谷桂子のガーデニングブログ

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January 05, 2015

ロンドンでカウントダウン

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正月早々に最適な話題でもないのですが、年末だと、次に旅行する方の役に立たないので、早めに書きます。(年末は、思いたったら予約早めに。9月がその限界みたいです)

年越しをするときって、ちょっと派手に「わーい!」と、いいたいし、ちょっと、いつもとは違う時間を過ごしてみたいのであります。普通の日と同じで終わったら、寂しい。じゃあ、どうするのがいいの?あなたは、どうしたいの?

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今まで、何度もロンドンで年越しをしていましたが、今回初めて、新年のカウントダウンを、 ロンドンのテームズ川の橋の上で迎えてみました。 ただ、カウントダウンの見せ場の中心は、ビッグベン、 Westminster Bridge 周辺です。しかし、この橋を中心の1キロ前後の場所は、完全に強靭な壁でブロックされ、チケットを買えたひとしか、入れません。チケットは、秋の早々には売り切れていました。

なので、チケットを持たない私たち親子は、その東側にあるWaterioo Bridge まで歩いて、カウントダウンの花火を観ることに。まあ、そこそこは、ベターなチョイスではあったかな?と、思います。でも、ほかにいいのがあってご存じでしたら、また教えてくださいね。誰かの役に立つと思うから。

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外国で迎えるカウントダウン、いろいろな方法があります。

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(1)すこし地味だけど、最高にリラックスできるのは、ホテルの部屋でシャンパンでも冷やしながら、テレビを観て待つ、12時。そのとき、部屋の立地が良いと、派手な花火が、安全に部屋から見えます。きっと、日本からインスタントでも年越しソバを持参すれば、盛上がる。私的には、それが一番好きだなー。

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(2)カウントダウンディナーのメニューのあるレストランを予約して、レストランのイベントパーティに溶け込むこと。レストランのレベルによっていろいろありますが、ほぼ全員タキシード&イブニングの場合も。でも、男性はネクタイ、女性もきれいなワンピースであれば、問題ない。レストランが催すイベントは小型花火の点いた料理が登場したり、特別な楽隊が入ったり...。今回は、コベントガーデン、ロイヤルオペラ主宰のレストランのカウントダウンに行こうか最後まで迷っていましたが、子連れには無理かなと。諦めました。どこも料金がかなりのもので、ひとり、5万円くらいか。今は、円安なので、いつか円高になったら考えよう。

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(3)街の中心に繰り出す。有名なのは、ニューヨークのタイムズスクエア。かなり、スリも酔っぱらいも多く、爆竹を仕掛ける奴もいるし危険な感じ。ポリスの出動数も半端じゃない。トイレには行けないし、お調子者にワインやシャンパンをぶっかけられる可能性もあるので、若者向き。

一昨年の大晦日は、ニューヨークのMOMA で迎え、騒ぎのピークが終わってからタイムズスクエアに向かうも、道の進行制限がかかって、追い返され、行かれなかった。

昔、ロンドンのトラファルガースクエアで迎えたカウントダウンは、かなり地味だった。騒いでいるのは、移民や外国人、イギリス人はしれーっと大人しく集まってるだけ...。花火があがるも、中国人の上げた小さな家庭用花火だけ。ひゅー、パン!って。音にびっくりしただけ。ただ、12時になると、むふふふふと薄い笑いを浮かべたイギリス人であった。おとなしい民族なのかな?ま、階級によるわね。

パリで迎えたカウントダウンは知らない人からもキスされてめんどうな気分になった。

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で、外で過すと、どこでも酔っぱらいがやたらにいる事実。若者の騒がしさと寒さに懲りて 、以降、ロンドンに住んでる間 二度と街の真ん中でカウントダウンを経験する事はありませんでした。

でも、今回は、子供が外で観てみたいというので、今回仕方なく、夜の街に。

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BBC放送のニュースでは「チケットのない人は、家でカウントダウンのライブをテレビで見てください。決してビッグベンに近づかないでください。街にこないでください」と繰り返していました。チケットとは、先ほども書きましたが、カウントダウンで上がる「花火の見学エリア」の入場券です。11月にネットで調べた時もソールドアウトでしたから、よほどの人気です。「こないでください!」と、繰り返す割には、テレビの画面の花火が派手なので、絶対に、観てみたくなる。だって、1キロほどの近い場所にいる、昔はこんな派手じゃなかったけど、イギリスも変わったんだねえ。といいながら。

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今回は、とりあえず、見た目が「若者男子」が同伴、女同士なら行かなかった。意を決して、水分も取らないようにして、夜10時  ホテルを出ました。かなり寒い。(でも、結果的にトラファルガースクエアには、仮設トイレが一杯ありました)でも、3時間近くは、気温1度のところ、外を歩く、立って待つ覚悟です。

テレビでは、10時半から街をシャットアウトすると伝え、人の出入りを制限して、極力混乱を押さえる体制。私たちのホテルはピカデリーサーカスにあり、すでに街の中心なので、遮断の様子がわからない。トラファルガースクエアもすぐ近く。ただ、交通網が完全に遮断されてるのはわかる。パトカー以外、車は一台も走っていない。地下鉄駅も入り口が遮断されている。でも、ホテルを出てすぐに、すでに酔っ払いが大騒ぎ、大道芸が入り混じって街は興奮状態です。蛇皮のボンデージルックで口から火を吹く女性二人がかっこよくて、でも、写真を撮るには抵抗ありで、撮らず...。裸の女の人ですのでね。撮っておけばよかったかな。

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おまわりさんがたくさんいるけれども、ニューヨークよりも少なく穏やか、静か。ただし、騎乗警官多し。ロンドンらしい。ビッグベンにもっとも近い場所に来ると、私たちを見たセキュリティのおじさんが「ここからじゃ、あまり見えないよ。チケットがなくて花火が見たいなら、この2つめの道を歩いて10分くらいのWaterioo Bridge に行った方がいいよ」と言います。


じゃあ、おじさんの親切心に答えてて。と、それで、チケットが無くても、テームズ川の花火が見られる橋に行った訳。

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結論から言えば、花火は、断然テレビの方が綺麗に見えた。冒頭の写真がそれです。


でも、こんな雰囲気がわかってたら、その時泊まっていたホテルとほぼ似た料金のサヴォイ ホテルに泊まれば良かったな、とか。たとえば、テームズに面した部屋は無理だけれども、サヴォイは、共有のベランダや屋上を解放していた。(早めに予約すると、安かったが、徐々に上昇していった。ホテルの価格って、凄い変動しますね)ホテルゲストは制限区域に自由に出入りできた。サヴォイじゃなくてもビッグベンに近いホテルなら  年越しムードは楽しめそう。年越しをするなら、ホテルの所在地が重要ですね。カウントダウンの夜は、地下鉄もバスも、道路も一時的に全部シャットアウトしていたので、ロンドン市内、いくら無料になるといっても乗り物での移動が難しいようでしたから。

IMG_7442以上のことが、私自身この程度のことは、行く前に知っておきたかったこと。来年以降、外国でカウントダウンを予定する方のお役にたてば..。たいしたことない話が長くて、申し訳ないけれど、年末を新年の瞬間、ちょっといい感じで過ごせると、やっぱり、次の人生の展開が明るくパワーアップできるように思えるし、そのためには、「想いを強く持って」。

なるべく「思うように」過ごせるように、はっきりしたイメージを持っておきたい。と、思うのです...。

どうしたいのか、自分でもわかんない。

だと、何も始まらないから...。

でも、私だって最初からどうしたいのか、わかって動いているわけでもない。いろいろ探って、探って、自分にマッチする情報を得て、あ、こんなこと、いいなあ。と、見つけることも、大切なのね。誰にだって、フィットする情報と言う訳にいかないけれど。

さて、こんどいつか、年末に英国に行くなら、カウントダウンは、スコットランド、エジンバラが良さそうです。ご意見くださった方、ありがとうございました。やはり、ここも、ホテルを取るのが難しいのでしょうが、いつか、行ってみたいです。

そんな夢。やってみたいこと、観てみたいもの。やりたいこと。が、常に未来にあるのが、幸せな気がします。

カウントダウンを見終えて、ホテルに戻って、Bar で、乾杯。



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    プロフィール

    吉谷桂子

    (よしやけいこ)

    東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

    7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

    「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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