花の色群 庭の色
花の色。華やかに輝いていると、嬉しい。緑だけの庭の景色はおとなしい気持ちになれますが。カッカしないですね。花が咲いてると、ワクワクカッカします。
しかし、その期間は案外短いもの。
だから、良い。とも言えるのですが。
写真ははままつフラワーパークの春。今は、また様子が異なります。
ずっと以前の写真ですが、六本木ミッドタウンのボタニカ。初期の設計では、かなり黒っぽい花を植えていました。でも、夜になると見えないし。あまり評判が良くなかったのでやめちゃった。
やっぱり、華やかで明るいほうが受けますね。
センスよく、華やかならいいですね。写真は、パリの公園。来月、パリに行ったら、こんな景色をたくさん見つけてきたいと思います。
自然は偉大だと思います。野生種は、何色が混ざっても、調和がとれる。
野の花ガーデンふくしまにて。
今日、チューリップの終わってしまった群馬県中之条町「花の駅 美野原」の様子がどうなっているか。私が設計する庭の肥料管理をお願いしているタクト社の椿さんが写真を撮って送ってくれた。見事にしっかり咲いている。
エリア別に色彩のグラデーションになるように配置した植えたときは、本当に色がなかったから。想像した通り(あるいはそれ以上)になるのは、本当に嬉しいです。
よく、葉群といいますが、私が色の庭を設計するときは、「色群」で花の品種を選びます。色面積の安定感で、パンジーは抜群。パンジーって、晩春になると「見飽きる」という声もよく聞きますし、たしかにそういう傾向はあるのですが、でも、やっぱり、助かる存在です。
チューリップは、ボールドな存在感で素晴しいけれども、気温が上がるとさっさと散ってしまう。
まあ、せめて、写真に納めておくほかないのですが。
春の花のイベントが今月一杯で終って行きます。
私の仕事も、5月一杯で、一回、ピリオド。6月以降は、来年の春を目指して新たなプロジェクト。今後も、華やかに花の色が輝くような庭を作りたいと思っております。
拙著「庭の色」も、好評発売中でーす!まだの方は是非、ご笑読くださいませー。
Amazonでもっとも手軽にゲットできます。また、今後の講演会などで、サイン会などさせていただきたく、よろしくお願い申し上げますーー!なんて、先日もバラショウの会場で一生懸命やってましたら、「まあ、商売熱心ね」。と、いわれてしまいましたが、印税は微小。あくまでもお金のためではなく、もっと広めていきたいアイデアだからです。まだまだ日本の街並みは、街並みの構造物の色やペンキ色を含めて、色オンチだと感じることが多いです。リレーティブカラーで調和感のある景色にするべき、必要があると思っているのです。って、きっと、このブログを読んでいらっしゃる方は、だいたい、もう勉強済みで、センスもよくて、いわれなくてもわかってらっしゃるのですよねー。
同じ園芸の世界でも、全然縁の無い方に、どうやったら伝わるでしょうか。