モネの庭 ジヴェルニー&オランジェリー
モネの庭のバラのアーチ、その形が美しいですねえ。これもクロードさんがデザインされたのでしょうか。個人宅としては大きめのアーチですね。
6月23日。私たちが訪ねたときは、バラとアリウムがきれいに咲いていました。
驚いたのは、人の多さです。中国からの団体。もちろん日本からも。そして、アメリカの団体もごっそり。大型バスがたくさん止まります。モネの没後、一旦衰退したこの庭に資本を入れたのはアメリカの富豪でしから、そこには感謝です。
室内を見学するのに、かなり並びました。以前は撮影禁止でしたら、今は撮れるので人の流れを待ってすきに写真が撮れます。嬉しかった!
屋外の窓の外の緑が、食器棚や額縁のガラスに反射してとてもきれいでした。
さすが、画家のインテリア。絵にる色彩計画があって、すてきです。
モネの庭に行くということは、パリにも行くかと思うのですが。
と、いうことは、パリにいる以上は、必ず寄りたいオランジュリー。モネの作品でもある庭ですが、それはさらに絵画作品を見ることで感受性の幅を広げることができます。
(チュイルリー公園の花は、まだ、これから。という感じです)
オランジュリーは、ルーブル美術館もあるチュイルリー公園の一番端っこにありますが、
そこには、庭の本ばかりを集めた「ル・ジャルダン・リブラリエ」もあり、
その建物の繋がりに、ル・ノートル先生の銅像もある。庭愛好家にとっては、パリのなかでもマスト・ビジット。ではないかと思うのです。先生とツーショットできますー。
睡蓮の連作のための部屋へ。ワクワク!ここは比較的に本当に絵が好きな人が多く。観光客も、多いことは多いけれども、ルーブルほどではないので、朝一番にくればリラックスして過ごせます。
草花だけでない水と光と。この色彩に囲まれて、幸せ!
光の変化で本当にこのような見え方のすることもあっただろうと。想像をします。
やっぱり、ジヴェルニーを見たら、絵のほうも、同時期に見ないとね。
実際にジヴェルニーを訪ねた時は、曇り空でしたが、晴れた日の朝夕は、本当に素晴しいのではないでしょうか。
ぱっと見て脳裏に映る色彩以外に、物事の裏や脇に秘められた微妙な色調など。ちょっと曇った日には、見えにくかったですね。でも、ずっと見ていると見えてくるのよ。
モネの庭。すでに何度か、書いたのですが、わりと、思いつきっぽい感じで花が植わっているので(日の当たらない隙間にペチュニアとか)どうも納得できないのですが。写真では、絵になるところしか撮ってない。絵になるように撮ってしまっているので、いい感じにしか写ってないのですが。
なので、初めて来たときから感じていたモネの庭の植栽の違和感は変わらないのですが、今回ようやう気づきました。モネ先生が、きっと、そうやって結構思いつきで、好きなように植えたんならそれもありかと。その感じを表しているわけね。と。
そうして、あちらこちらで、たくさんの花が咲いているので、どうしても、そちらの方に気が取られます。
でも、実は周囲の自然な景観が素晴しいです。
今風の植栽で、コンテンポラリーの庭。モノトーンで、計画的で、モネの庭とは対称的なのがおもしろいです。カフェやレストランあり
。知ってたら時間をここで取ったのですが。
このあと、ジャルダン・プリュムのアポイント。そして、バラの村へ。
ジャルダン・プリュムとバラの村は、また後日に...。