フラワーパークかごしま にて
昨日は、鹿児島県指宿にある「フラワーパークかごしま」で、講演会をさせていただきました。
お集り下さった皆様、ありがとうございました!
「フラワーパークかごしま」から見えていた開聞岳。そして、JR日本最南端の駅、指宿枕崎線の西大山駅もチラリ車から拝見。開聞岳は、周囲に他の山がなく、地平からすーっとせり上がっていて、富士山よりもきれいな山の形をしているんでは? と個人的感想。
写真は帰り道の車の中から撮った、最南端の西大山駅(右端)と開聞岳。帰りは少しお天気が下り坂でしたが、ツアーバスが寄っていて興味深いシチュエーション。でも、せっかくだったら、樹木植栽も含めて、もっと印象的なランドスケープにしたらいいのになあ。(駐車場を少し離れたところに作って、最果て感を演出するとか)などとも思いましたが。景色の演出に無頓着なのが、我が国民性かしらとか。こういうチャンスのありそうな場所を見ると
もっとこうしたらいいのに。とか、ああも、こうもと思う癖が沸き出してしまいます。
「フラワーパークかごしま」の大きな大きな屋内庭園。その広さと樹種で、非日常的な眺め。エキゾチックな植物がわんさと育つフラワーパークは、とてもすてきなところでした。
このところ、ブーゲンビリアに目がないのでつい写真を撮ってしまいます。斑入り葉で見事な大きさ!それから、優しい花色の品種など。
パークを見学したときは、お天気もまずます。気持ちの良い風が吹いていました。(このところ、関東地方は、お休みのたびにお天気が悪くて残念です。空が暗いと気持ちもちょっとね)
さて!
このたびの講演会では「花や緑 が彩るこれからの ライフスタイル」というお題を頂きました。
どんなお話をさせていただこうか、あれやこれや悩んだ末。結局、最後のほうは、自分の得意分野である、どのようにしたら花の庭がチャーミングに見えるのか。という方向に戻って来てしまう傾向なのでしたが、最初にお話したのは「これからの」という部分のなかには、これから間違いなくやってくる高齢化や温暖化といった、ガーデニングという屋外の肉体労働には、若干、ネガティブかもしれない要素を理解したうえで、私たちは、花や緑を十分に楽しんで行きたいと思う。と、お話しようと考えていました。
たとえば、寒冷地を除いては、ガーデニングの最盛期は、秋から初夏までと決めて、ガーデニング計画を建てていくなど。夏の暑さで体調まで壊してしまいそう、梅雨が来たらガーデニングも Pause 。一時停止するのあり。逆に秋が来たらまたやる気満々。だから秋はガーデニングの季節到来!という季節のやりくり。その上で、花の美しさだけでなく、花のある生活の周囲にも気持ちを配る話。花の咲く場所の背景や脇役の考え方など。
そのうえで、ライフスタイルという点では、花や緑は自分だけで楽しむのではなく、他者に楽しんでもらうことでいっそう、やりがいや生き甲斐。人とのつながりを楽しめるもの。でもあり、逆に、独りの時間も楽しめるもの。というようなことがお伝えしたかったのでしたが。正味50分もない中で若干、言い足り無い感じで制限時間が来てしまい...。はあ〜!1時間半は必要だった内容をうまくショートカット出来なかったかなと。反省しきりの帰途でした。すみませんー。
(すてきなジャカランダの並木道、満開の景色を見てみたいですね)
講演会あと少し続きます。明後日は、静岡県インテリアコーディネーター協会様に呼んでいただき、インテリアと花みどりの話を。でも、どっちかというと、イギリスの生活や、そもそもの、私の思うインテリアに話が傾きそうです。そして、インテリアデザインに花や緑は欠かせない。
それで講演会は、これで今年最後と思いきや、今年最後の講演会は、12月11日のNHK文化センターにて。これ又少し、ガーデニングがメインの話ではないのですが、やはり、生きているということは、目に見える「美し」の部分のすべてが気になる。そこを大切に思って行きたいと思うのでした。だから「美し」の世界。追究できたら幸せです。
フラワーパークかごしま」にて発見の ベンガルヤハズカズラ Thunbergia graniflora
目の届かない高い高いところで咲いているので、気がつきにくかったのですが、こんなに大きな花が地面に落ちてました。これまた、すてきな花の姿を見ることができました。これも、「美し」の世界ですね。