モリスの....
先日、NHKカルチャースクール青山教室で開催した講座。お出でくださった皆様、ありがとうございました。すでに、ファッションブログのほうに書いていますが、こちらにも続編を...。
講座のなかでは、西洋の美意識の根底にある「Order」のことを、たくさんの写真を用いてご説明させていただきましたが、これはそのまま、インテリアだけでなく、エクステリア。すなわち、ガーデンのデザインのなかにも120%生かされています。
講座のなかで、ご紹介した
「モリスの黄金の法則」とは
自分が実用性があると思うか
美しいと感じるもの以外は
住まいに置かない
見えるものすべてに評価する習慣をつけること
でした。
モリス先生の金言は知るほど今の生活に活かしやすいので、目を皿のようにして、探しています。
しかし、目の前に見えるもののいちいちに、デザインの評価をする習慣が、子供のころから必要以上に身についていることが、かえって心の負担になっていると、時々思っていた私には、なんだか、逆の意味で耳の痛い言葉です。
たとえば、高速道路を走っていて、前方を走る車のフォルムがへんだ。と思い始めたり、テールランプのデザインが許せないと思ってしまうと、もう、その車の後ろについて走れないので、追い越すか、車間距離を開けて別の車を割り込ませる。など。変な行動はいまだに止められません。
学生時代から、普段、東京の街の景色は、あまり見ないように、時には、黒みの強いサングラスをかけたほうが楽だと、本気で思っていたこと。(今は大人になったので、ま、いいか。と、適当になってます)などなど。でも、それから、美しいと思うもの。いいものだけ、好きなものだけを視界に入れるクセがついたようでこれがまた、よくない。世界は、全体が見えてないと。
なかなか難しいです。
ちなみに、歯医者さんの待合室で見つけた雑誌の記事。これは、室内の整理法の収納三大ルールですが、このまんま、ガーデンデザインに活かせるアイデアです。
空間のまとめ方。これって、中も外も、似ているなと思います。面や直線を作るなんて寄せ植えにも活かせますよね。色や素材、これは、逆に注意深く選んでコンビネーションも大切でしょうが。
枠を作る。は、似た者同士を集めることでまとまるということでしょうか。
はあ〜〜。掃除したい。整理整頓したくなりますね。年末は、室内だけでなく、屋外も、大掃除のチャンスですね。