それでも、花は咲くから
このたびの熊本震災で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
私が名古屋フラリエでの「みらい花フェスタ」のイベントで名古屋市内のホテルに宿泊していたとき、夜中にテレビをつけると、熊本の震災のニュースが飛び込んできました。すでにファッションブログにも書いていますが、被災地にお住まいの方々を思うと言葉に詰まります。国バラへの参加を諦めざるをえなかった熊本のガーデナーさんの存在や、家も庭も、そして、生活も。一瞬で失われたことを思うと、なにもかけず。
写真は名古屋に来る前日に居た群馬県中之条町での写真。美しくも長閑な光景が目に焼き付いています。
地震国に住んでいるので致し方ないといってしまえば、それまでで。
また、誰にとってもこれはいつ何時自分に迫るかわからない大きな問題。
不安の種は尽きませんが、今の時期はどこで何をしていようと、春。
花が咲き、それを生かしていく仕事をしている以上、そのことで精いっぱいやるしかないと思っています。
地面に深く関わりながら、平和な地面を見つめつつ。
おととし植えた球根が咲いたところです。去年の秋、掘り返してみたら、肥えた土でまるまると太った球根を発見。試しに入れっぱなしに。それで、今年は3倍返し。このように一箇所から花が三輪も上がるのは恥えてみました。植え付けどきに、バイオゴールドの有機肥料をたっぷり、根の張る場所めがけて球根の下の土に混ぜて。
地面を這うように増えていくエゴポデュームのグラウンドカバーは放置しておくと地面全部を覆ってしまいますが、落葉樹の下、夏は日当たり悪く暗い地面を明るく演出してくれます。
これで、水仙のようにチューリップが増えて行くかどうかは疑問ですが。
さくらはすでに散ってしまったと思いますが、このあと八重桜。
東京では、バラが咲き始めています。