ベスト・イングリッシュ・ガーデン in Late Summer

美しい庭が見たい。ただ、ただ、それを見て、感動したい。
また、ガーデン・デザインの勉強や参考にもしたい。
訪問するべき庭のことに関して、この25年間調べたり、探したり、検討したり、人に聞いたり。そして、尋ねて。何百箇所....。(ここ数年数えるのをやめてしまい、不明ですが)

もちろんこれも、それぞれの個人の好みがあるので、誰かが「良い。素晴らしい!」といってくれても、私は興味がわかない。とか、好きじゃない。ということもあるので、参考までということもありますが、これは、とにかく自分が調べるほかはないですね。
そろそろイギリスは初夏の花の最盛期。イギリスの庭が素晴らしい花の時期を迎えるので、訪問するべき庭を探している方も少なくないでしょうか。

そして私は今。9月8日に出発を計画しているイングリッシュ・ガーデン訪問先を調べています。
90年代の後半以降、温暖化の影響が顕著になってきたことで、グラスを使った庭。セミトロピカルプランツを使った庭に注目が集まるようになって、実は、いつも尋ねている6月〜7月上旬の訪問時点では、まだ見応えのある状態になっていない場合も多かったのです。
いつか、9月頃の状態を見てみたいなあ。と。ずっと思っていました。
イギリスに住んでいた時代は、4月にスタートして、9月までの六ヶ月間、毎月の庭の見学が可能でしたが、こうして遠く離れてしまうと、初夏にしか行けずにいました。私の住んでいた時代は、温暖化のことは問題になり始めていましたが、まだ20世紀の終わりでした。21世紀を予感するコンテンポラリーのガーデンデザインも登場していましたが、まだチラホラの時代。

でも、今は、ピエト・オウドルフ氏をはじめとして、21世紀を代表するガーデンデザイナーの庭が、コンテンポラリーと囃される以上に、
スタンダードになりつつある。
そして、その植栽は、むしろ、Late Summer ....9月に見応えがある。
(写真は6月に尋ねたPiet さんの庭。まだ成長しきっていなくて、次は必ず晩夏に!と闘志?がわきました)

その Piet さんのサイト、時々見ていますが、世界中に続々と傑作の庭を生み出していますね。
リンクしていよいのかわからないので、興味のある方は oudolf.com を見てください。
なかでも、Scampton は、北イングランド、ずっと行ってみたかった。
ヨークシャーにある傑作ですが、実は6月の訪問先になっていました。でもヨークシャーは、ロンドンから遠いのです。飛行機の乗り継ぎにしても乗り換えや待ち時間。乗車時間が惜しくて。

そこで、3年前から話題になっていたサマセットのアートギャラリー。
Hauser and Wirth
http://oudolf.com/garden/hauser-and-wirth
に、ついに見応えを期待して訪問できる時期が来た!ことに気づいて。というか思い出して。
(Pietさんのデザインする庭に植わる植物は、日本でも可能な品種が多いです)

(はままつフラワーパークでも..かなりヒントを貰っています)
そこで、南西イングランドに始まってグレートディクスターやシシングハーストなど有名どころのLate Summer も押さえつつ、最低でも、Oudolf デザインの庭を三箇所は抑えたいと思っています。
ほかには、以前も尋ねたBury Court や RHS の Wisley など。
現在リクエスト中なのは
南西イングランド
● Sarah Raven’s Cutting Garden.
● Stone House
●Marchants Hardy Plants
●Arundel Castle
●Sissinghurst Castle Garden
●Great Dixter
●Sussex Prairies
●Clinton Lodge.
●RHS Wisely Garden
●Great Comp Garden
●Bury Court
●Bury Court
●ランチに gardens of Gravity Manor か近くのナーサリーのカフェの予約を
ヒースロー空港からは、コッツウォルズが近いので最初にコッツウォルズ入りして、南西に移動する方法をとれば、コッツウォルズもまる1日。
●Hidcote Manor gardens
●Rockcliffe
●Temple Guiting Manor
●Upton Wold
●Highgrove House gardens (予約のリクエスト検討中)
またロンドン市内も Oudlf 作品みどころあり。Potters Fields
今年ロンドンのガーデンミュージアムは、15ヶ月に渡る改修工事中。来年にはさらに充実してリオープン。
最初の情報で 2016年竣工と聞いて期待していた Garden Bridge は、さらに伸びて2018年完成とか?

9月のイングリッシュ・ガーデンツアー。充実の内容にするべく、もしもほかにご希望の訪問先などありましたら、コメント欄にもぜひお寄せくだされたら嬉しいです。