9月8日、イギリスへ
イギリスへ。イングリッシュ・ガーデンのツアーへ。来週、いよいよ出発です。
そのまえに済ませるべきこと多く、きっと皆々様もお忙しくお過ごしのことと思います。
春の庭と違って、草花の色調にも変化があることでしょう。
しかし、例えば、この時期に咲くシュウメイギク、そこで咲くのはやはり柔らかいピンク色。
きっとそこには濃いピンクもありますが、庭にどれだけ秋が近づいていても、それぞれの場面で美しい色彩に出会えるであろうことは、約束されていると、期待をします。
でも、大切なのは、そうした色彩や美しさの発見。
「発見力」、あるいは、気づきといいましょか。
「は!」っと、気付くこと。 目で見える光と影のなかに、あるいは、そのハザマに。
イギリスでは何度もそんな発見の喜びがあると思います。
先日からコメントをたくさんいただいたのは、「黒い服」の話に対して。
「旅行に行くときにはいつも吉谷さんの「黒い服」のお話を思い出します。自分の写真はあまりないけれど、人にちょこっと撮ってもらった写真も以前よりいい感じになったように思います。他の方の記念の写真に万が一見切れて写っていても、服の色が景色になじんでいれば迷惑度も下がりそうですし。美しいものを見たくなったとき、美しさを追求する高い意識に触れたくなったときにはこちらを拝見しています!」
ありがとうございます!
何を見て、嬉しいかといって、「人間が作り出した美しいもの」を見る、見つける喜び。ですね。
逆もありで。なんか、がっかりみたいなこと。
ですから、いただいたコメントに拝見しましたが、自分が写真のはしにでも、映るときの馴染み具合とか気にされるというのは大変な意識でいらっしゃるだろうと思います。
そして、いろいろなことを、学びながら、生きていくことへの喜びや、エンドレスな期待感も含めて、「人間が作り出した美しいもの」に出会うと、気持ちが高揚するし、元気がでる。
もちろん、自然界の美しい青い空や山や海を見ても、感激はしますが、庭なども含めて、やはり、人が作ったものに強く惹きつけられます。要するに、いくら美しい朝焼けや海の青さに出会っても、それを芸術とは呼ばないという点でも、なんというか、とにかく人が作ったものに出会いたい。それが芸術。
たとえば、パリのセーヌ河に沈む夕日がきれいですが、やはりこの街のシルエットに感動します。
なので、やはり、究極は芸術なのだろうと思います。
手芸のレベルなどでも、自分の心に響くものは、自分のなかでは、芸術と。
美しい建築や庭、あるいは、家と庭でも。
モリスのいう、人類にとって、もっとも重要な芸術はなにか。
答えは、美しい家と庭である。
との問答に加えて、人のアティチュード。やはり、ずば抜けてやはり気になりますね。
何色の服を着ていたとか。海外にでると、また一層気になります。自分たちが何かと一生懸命、見学したくて行く旅行ですが、いつもとは違う空間で、自分の普段以上に人から「見られるのだ」と、意識すると、あああ〜!洋服選びが大変です。まずは、靴を何にしようから始まって。
迷いますが、まずは、色で。明るい色、花の色。草地の庭に、空の色に、つらなるのは、何色か。
行く先々の景色に思いを馳せ、そこに交わる自分の衣の色の「親和性」難しいとか、面倒だ。ということではなくて、考えてみる。というのが、よいのだと思います。
今回、シシングハーストにも行きます。この写真は、おもわず、撮らせていただいた写真ですが、完璧ですね。
もう、何年も前になりますが、ベス・チャトーさんを訪ねた時。まんなかで一番派手な感じのピンクのシャツ着ておられるのが、ベスさん。右側の緑のシャツが私。
やっぱり、これを見ても、私自身、もっと華やかでもよかったかなと思います。ベスさんと肩を並べるほどに。
普段の暮らしとは、まったく違う次元に行くのだったな。と、思い出します。
ガーデンツアー、初日は、オックスフォードのホテルを朝、出発。朝はお茶かコーヒー、しっかりと朝食をとって。
1、Pettifers Garden で、紅茶付きのビジット。
2、Highgrove Gardens 昼前後に、チャールズ皇太子の庭へ。ハイグローブ内のレストランでランチ。
ここは、周囲のお客さまも、わりとアッパーなクラスのアッパーな年齢層の方々がランチをする確率高し。やっぱり、白系で行こうかなと思っております。
3、Jekka's Herb Farm へ。ここでも、紅茶のサービス付きで。
ジェッカさんの庭の見学が終わるとブリストルのホテルへ。
イギリスの病院に入院していたとき、病院で、1日に7回のお茶がでてびっくりしましたが、
アーリーモーニング、ブレックファースト、イレブンジス、ランチ、アフタヌーンティー、ディナー、そして、寝る前のイブニングティ。このレベルで、初日は、たくさんのお茶を飲むことになりそうです。