吉谷桂子のガーデニングブログ

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January 11, 2017

21世紀のガーデニングを目指して

IMG_4435

(NOWNESS 見ました?日本語テロップ入りって、嬉しいですよね)


さて、新しい庭を、自分の自由に作れるチャンスが来たので、嬉々として、その計画を進めております。



コメントをいただきました。

先日の私の「新たな庭」の記事に対してです。


ガーデニングブログを読みまして、どうしても書き込みしなくては、と。新しいお店のガーデン、とても楽しみにしております。一つ気になった点がありました。樹木についてです。樹木で日陰になるから・・・ということについて。南側からの陽の当たり具合をシュミレーションしていらっしゃるようですが、建物が、ガラスのような陽を反射する素材とお見受けし、南側だけでなく陽が反対側からも当たると思われ、それほど日陰の心配はいらないのではないでしょうか?そして、お写真に写っています既存の背の高い存在感たっぷりの素敵な樹木はどうなさるのでしょうか?わたしは樹木が大好きで、樹木とのコラボした宿根草の庭を理想として、庭造りをしておりますので、あの樹のこの後が気になります。 


大きな興味を持っていただき、ありがとうございました。嬉しいです。あと、「入り口はどこになるのか?」という質問をいただきました。これも、あと数日で全貌ができましたら、ぜひ!ここ結構、変な建物なんです。(苦笑)


そして植栽のことは、もっと、詳細に書くべきでしたが、時間を端折って書くと、誤解というか、心配をおかけするようで。申し訳なかったです。


しかし、もともとあった大木を伐るなんて、どこにも書いてないつもりでしたが、新しい木を入れるかどうかに関しては、かなり、慎重です。最初はいろいろ植えたくて考えていたんですが、(去年の秋からずっと考えていたので)結局、植えない結論に進んできました。

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(ガーデンショウでは、樹木は借りるのですが、これがなかなか難しくリスクいっぱいで、大変でした)

なぜなら、まず。私が一生をかけてこの庭を維持していく保証がないからです。もともと植わっていた木はよいとして、私が植えるには、その責任があります。(撤収のときはどうするのか、も)


借家(貸店舗)の庭。一定の時期、お借りしているので、いつでも返せるようにしなくてはなりません。

以前、なんどか、書いたことがありますが、「木が植えたくてイギリスからの帰国を決意」これは、BISES誌の連載にも書いていたような気がしますが、樹木は一生もの。一年草や宿根草は、1年から数年以内の植物として、カテゴリー化できますが。


ただし、土地を買ったような場合も、慎重に庭に植える植物をセレクトしていかなくてはなりません。

おいそれと、衝動的に植えたくないのが、樹木=一生モノ。という気持ちがあります。


今月いっぱいで、庭もお店もクローズする六本木ミッドタウンの「ボタニカ」の庭も、「庭も刷新します」。と連絡をもらったとき、まさかオリーブの木だけは残してくれますよね。と、念を押しました。とても、立派に育っていたからです。

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また、先日からご紹介している 、Piet Oudlf さんの動画にも何度かでていますが、イングリッシュ・ガーデンのドクマに囚われないナチュラルガーデンのあり方。

樹木のある庭もすてきですし、樹木のない素敵な庭もあります。どちらも.....。


それぞれの事情にあったスタイルで。(スタイルがあることは大切!)

そして、21世紀の庭のあり方は、それぞれにまた、異なる事情(気候の変化も含めて)検討される問題ですね。


私がはっきり言えるのは、私たちが理想としていたイングリッシュ・ガーデンは、明らかに、20世紀のもの。今は、21世紀。新たな価値観も生まれ、新たなデザインが求められています。だから、ああ!
やっぱり、今年のチェルーショウへは行きたいなあとますますその思いが強くなっています。

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(21世紀らしい庭として話題になったトムスチュアートスミスのデザインしたブロートングランジ)

特に、90年代イングリッシュ・ガーデンにどっぷりと浸かっていた私ですから、そこからの脱皮には時間をかけてきた、今があります。ただ、クライアントさんから、20世紀的な庭を要求されれば、それには応えるように努めてきましたが、気候のほうが、20年前よりも端的に新たな傾向を示しているので、20年前と同じような様子ではいられないですね。

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この写真は、福島県の「野の花ガーデン」仲田種苗さんの圃場です。

圃場だけど、毎年、自生しているように生えてくる武蔵野エリアの自生植物。

要するに、自生しているように見えるナチュラル・フラワーの庭。

これが。今、私が目指したい庭なのです。

こんどの場所は面積が狭いので、樹木を入れるとまた別のデザイン要素が発生してしまうという心配もありながら、存続性への心配や責任問題もあり。

IMG_6619

はままつフラワーパークでも、「その感じ」を目指してきました。


.......ところで、これは、もう、書いてしまっても、よいでしょうか?

きっと、いいですよね。


私は、この事がかなりショックで、数日前から、ちょっと落ち込んでいました。頭から離れすブルーでしたが、今は、次の「next」考えがあります。


1月16日発売の早春号をもって、我らがガーデニング界を代表する「BISES誌」が休刊するという事実です。


今年の第19回国際バラとガーデニングショウは、今まで18年間にわたって活躍してきた「根っこのある草花や樹木」を愛するお馴染みのガーデナー達が、ほとんど登場しないガーデンショウになりそうなことと、BISES誌の休刊。

でも、私たちが、新たに見据える「BISES next」は、きっと登場するし、不滅のはずだということです。


来週、1月16日は、BISES No106(早春号)発売日です。最後の号になるとは、思いたくありません。まずは応援をした気持ちでいっぱいです。今月号のBISES を買いに本屋さんへ!

それから、 FLOWER SHOW next も、視野に。






去年発足。私も創立メンバーになっている、植物、ガーデニング好きがジャンルを越えてつながろうという、新しいスタイルの一般社団法人 ジャパン・ガーデナーズ・ネットワーク(JGN)も、New メンバー募集中です!

http://www.gardenersnet.or.jp/

多様性の時代、明らかに、今は21世紀。私がイギリスに渡ったのは、20世紀。四半世紀前のことで、時代の流れは違って来ています。必然性も伴ってスタイルを変えながらも、花を愛する文化は絶やさないよう情熱を燃やし続けていきたいですね!

 




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    iris_garden_blog at 20:54   Tweet

    プロフィール

    吉谷桂子

    (よしやけいこ)

    東京生まれ。英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。

    7年間の英国滞在経験を生かした、ガーデンライフを提案。TV番組や雑誌等での企画、出演、講師を務める。また、国際バラとガーデニングショウや東京ミッドタウンのコンランレストラン「Botanica」の植栽デザインを担当。

    「吉谷桂子のコンテナガーデニング」(主婦の友社)他、著書多数。

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