オーダーのある鉄板の寄せ植え
寒い週末ですが、東京は、ずっと晴れていて、太陽がたくさんでているので、パンジーやヴィオラの花もたくさん咲いています。
ハボタンなどのアブラナ科の植物は、暖かくなると、花茎がするすると伸びてきて寄せ植えのバランスが崩れやすいのですが、ロングライフの寄せ植えを作るときは、左右対称に、同じ品種の脇役を植えたほうがバランスを保ちやすいといえます。
花への興味を優先すると、いろいろな品種を植えたくなりますが、「眺め」を整ったものになることを目標にするなら、やはり同じ品種を揃えるのが鉄板。
あれこれさまざまな品種を入れるよりも、植木鉢の「眺め(景色)」がきれいに保てます。
言い替えれば、家の眺めや、街の景色も、そのほうが、きれいに見える。ということになりますね。
そんなわけで、ロンドンのほか、ヨーロッパの街で見かける寄せ植えは、同じ品種をずらりと植えるのが定番です。
それを「オーダー(様式的に整った状態)がある」といいます。
インテリアや庭、寄せ植えにも、オーダーが整っているのが、西洋的なスタイルの基本だと思っていましたが、21世紀に入って、それも、ワンパターンでなくなってきたかもしれません。
でも、そういう基本を知った上で、自分流を生み出していけると良いなあ。と思います。