多肉植物への独自愛
去年の暮れ、「初夏に、多肉植物の特集を組むので、多肉植物の寄せ植えを作りませんか?」と、園芸ガイドの編集長から、ご相談を受けました。(写真は、2000年に撮影)
(2001年にはこんなイベントもありました)
多肉植物、って、雑誌などで、寄せ植えを作り初めてた20年くらい前と比べると、世の中全体に、巧みな寄せ植えが増えたし、みなさま、それなりの完成度があり、なにか、今更どうかな。と思うフシもあったのですが、私自身が多肉植物が好きだと思う気持ちに変わりはないし。むしろ、多肉植物を育て始めて、早四半世紀。それなりの経験の上での多肉植物の愛し方を、私なりにご紹介できるかなと、思ったので、お受けしました。
実は、そのせいで、年末からこれまで、多肉植物のことで頭がいっぱい!で、でも、ブログの記事に書くには、まだ、その園芸ガイドの特集も記事になっていないので、どうかなと思っていたのでした。
でも、この愛が抑えられないというか。情熱が日々、多肉植物に帰ってきてしまうので、大雑把に二つの 多肉植物について、この愛おしさをお伝えしたいと思う次第です。
ひとつは、センペルヴィヴムです。氷点下になるすごく寒い時期にも、霜を被りながら、愛らしいロゼットが寒さにあたると、ローズ色に変化して愛らしく、メンテナンスもほぼフリー。(夏は雨にあたらなければ)寒さに強いのが魅力で、イギリスでは北イングランドでも、屋外の環境で素敵な寄せ植えになって庭先などに、飾られています。トピアリーにするにも、一番向いています。
もうひとつは、セダム。セダムと一言にいっても何百種類もあり、あまりにも種類があるので、「どのセダム?」と、ピンとこないかもしれませんが、 マンネングサなどと呼ばれたぐいの、365日、いつみても機嫌がよさそうな、グラウンドカバーになるセダムたち。
この挿し芽が本当に楽しいですよね。
今では作らなくなったクッキー型やお菓子の型を使って、そこに挿し芽をすることを思いついてからは、もう、これが楽しくて、楽しくて。
マンネングサは、私の家の屋上とか、コンクリートの隙間とかに、いっつもいます。 雨の多い時期よりは、ずっと雨の降らない今の時期のほうが元気なくらいで。これをカットしてきて挿し芽で入れる。
この型で、3週間が経過。寒いので念のため夜は家の中、朝から日暮れまでは日向ぼっこ。
その作り方やメンテナンス方法など、詳しいことは、園芸ガイド誌上でご紹介したいと思いますが、作るなら、気温の低い時期のほうが、向いています。夏までには、根を張っていてほしいので空気が乾燥している季節が最適。(つづく....)5月8日発売の夏号掲載ですー!よろしくです!