チューリップの子孫繁栄
群馬県中之条町「花の駅」のチューリップ花壇(パレットガーデン)の植栽計画、去年までは私が担当し、今年の春からは、基本的に、地元の花の会のみなさまの全面管理ということに、話はまとまっていたのですが、
去年の秋に、一人で一泊二日でここに来て、ざっくりとパンジーを中心とした庭の彩り。
色彩計画の指揮を取らせていただいた。
残っている宿根草の配置や株分けをして、その後に、パンジーを追加植栽。この場所は、2000や3000株を植えても、まだ隙間の空いてしまような場所なので、これも結構大変な数を植えたが、正確な数を忘れてしまいました。
チューリップは、初年度、3年前は1万球近くだったか、一昨年は6000球だったか。
しかし昨年秋は、一球も植えずに、パンジーだけを彩りに増し植え。それ以来の昨日。
なんと現場に入ってみると。あたり一面にチューリップの芽だしが...。
うわぉ〜!しかもそれぞれ。相当数で子孫繁栄中!一昨年か先一昨年に植えたチューリップです。増えています。
この群れひとまとめで、明らかに元は一球のチューリップ。それがかなりの数で芽を伸ばしていました。
こういうかたまり。実は、大概は子球が増えて葉がでているだけで、特に、この手前の、葉が一枚だけ、ポチっと出ているのなどは、花は咲きません。...が、3〜4枚の葉が重なっている場合は、その中に花芽のある場合があり、ちょっと期待感が。
こんな結果がでたのも、植え付け前のしっかりとした有機肥料(バイオゴールド元肥)と花後の葉が完全に枯れるまで放置、&夏場の管理(ひたすら雑草取りをしてくれた)なのですが、このエリアに植えたムスカリがびっしりと群れになっていたり、スイセンの堅実な伸び方と比べると、やはり、チューリップの不確実性は、否めないかもしれないのですが。さて、このあと1ケ月後にどうなるか。
来月は、4月3、4日と17、18日と中之条に行くので、その結果を見る(ご紹介する)のが楽しみです。
自然でランダムに見える植え方をしているので、ここで、実生で増えている宿根リナリアや、そのほかの生き残りに混じって、まるで、チュリーップ(園芸種)が自生しているように見える庭も珍しいのではないかと思います。(この写真は去年撮影、一昨年植えたチューリップが開花)